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解説編①はこちらをご覧くださいm(_ _"m)

さて、今回は休日の運用について解説させていただきます。

なんなら改正初日は休日ダイヤなわけですから、休日ダイヤから先に解説しないでどうするんだボケ!!って言われそうですが、僕が個人的に平日ダイヤのほうが気になるところが多かったので。

といっても休日ダイヤも見どころ盛沢山です。さてさっそく参りましょう。




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休日01T(馬込500→馬込1904)

1000Tまでの流れは現在の休日01Tと変わりませんが、馬込線内の運行間隔均等化に伴い
京成快速→マゴロ1往復→京成快速
というのがパターン化したため、1000Tとして西馬込に着いた後の時刻が大きく変わっています。


801T(馬込822→高砂917)

八広でアクセス特急(803T)を待避します。今回アクセス特急運用の新設に伴い都営車同士の待避が非常に多くなっています。
船橋競馬場での3分停車は継続で、恐らくここで臨時列車の待避を行うことになるでしょう。


1500Tで現在より丁度1時間遅く西馬込に帰ってきた後再び京成線に戻ることは無く、マゴロ2往復をして1904馬込着で入庫になります。





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休日03T(品川457→馬込2216)(SKY)

現行の05Kをほぼ引き継ぐ形になります。

これこそ典型的なスカイアクセス運用。関係無いことはせず丸1日とにかくスカイアクセスに捧げます。

403Tが普通からアクセス特急に格上げすることによって押上線内の通過駅が増えることになります。

その分は元々アクセス特急だった505K(新505Ka)が担うことになり、なんと403Tは八広でこの505Kaを追い抜きます。

都営車がアクセス車の普通列車を追い抜くという奇妙な光景がこれから毎週末見られることになります。また押上・高砂ではなく八広での追い抜きになるため、京成押上線各駅から成田空港までの始発列車の時間は繰り下がってしまうことになります。

現行では京成車運用のため京成側に返すことになりますが、京成側に返す必要はなくむしろ都営側に入庫させる必要があるので、2002Tで西馬込に到着するとそのまま入庫。
と言いつつ現行の2205K~2304K~2305Kは35Tに置き換わり、結局05Kは出庫から入庫までを丸々都営車に譲った形に。

なお35Tはその後ちゃんと都営側に戻ってきていますので、高砂停泊運用はありません。

(ちなみに平日も403Tが格上げになった影響で押上始発の普通列車が誕生していますが、こちらは接続駅が八広ではなく押上のため…いや、となると平日は押上駅で、休日は八広駅での追い抜きシーンが見られるわけですね。こりゃぁ面白い。




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休日05T(浅草橋500→馬込917)

504Tで西馬込まで戻ってくるのは現行通り。しかしその折り返しが印旛日本医大ではなく青砥までに短縮されています。
これは現605Tと現613Tを相互に入れ替えたためで、その後の流れが丸ごと入れ替わる結果になっています。

現05Tは馬込での折り返しが5分(608/613)、現13Tは21分(600/621)なので、これを入れ替えることで両方の折り返し時間を均等にしたものと思われます。
新05T…9分(610/619)、新13T…11分(601/612)と均等に。

605T以降は現在の13Tを引き継ぎます。

現在の13Tは813Tで泉岳寺到着後は夜までマゴロに就いていましたが、改正以降はその部分が丸ごと無くなり、904Tで入庫になっています。




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休日07T(泉岳寺524→馬込2353)

出庫は馬込ですが泉岳寺まで回送、泉岳寺発の506Tから営業運転に入ります。
改正前は丸1日マゴロでしたが、今回の改正では流石にてこ入れ。
906Tまではマゴロで7往復した後、907Tbと951Kを入れ替える形で京成線に向かいます。

1706Tで馬込に戻ってきた後はまたマゴロ。現行どの列車にも当たらない列車で2往復した後は、2107Taから現在の23Tと同じ時刻で進んでいきます。
現23Tは2322Tbで馬込に戻ってきた後回送で泉岳寺に行きますが、恐らく2306Tbはそのまま入庫になるかと思われます。




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休日09T(馬込507→印牧919)

708Tまでは現行と変わらず。そこからは現19Tを辿ります。元々出庫運用だった現719Tが出庫を伴わない新709Tになったことで、新719Tの出庫時間が繰り下がっています(後述)

印旛日本医大からの印西牧の原行で入庫。そこで1日の運用を終えます。元々再出庫後の09Tだった部分は京成車の運用(1872K)に置き換わっています。

(なお73Kはそのまま現09Tに沿って羽田空港まで1往復、その後は現行の73Kをそのまま引き継ぎ高砂終になっています)




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休日11T(馬込518→馬込2401)

泉岳寺538→馬込550の列車が510Tbになっていることから、例年通りこの運用は泉岳寺停泊になると思われます。

1110Tまで現行通り。やはり01Tと同じくマゴロを挟むためそこで時刻変更が生じています。


1710T(空港1709→高砂1821)/2110T(高砂2105→馬込2159)

休日上りにも存在する、高砂入庫運用。入庫後は現2102Tと同じ時刻で再出庫します。

現2102Tはエア快の流れを汲んでいた現1803Tで入庫したもので、改正後は京成車の運用(1881K)になっています。

馬込到着後もそのまま現03Tの流れを汲んで、2310Tbで馬込入庫になります。




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休日13T(馬込527→馬込2120)

05Tで先述した通り、512T~513Tの間で05Tと入れ替わります。

現904Tまで同じスジを辿り、現1053K~1252Kで成田空港まで1往復。現1563Kで再び成田空港へ向かいます。
現1563Kは17A18として上野方面に折り返しますが、流石にこのスジを上野に返すことはできないため…という以前に休日夜ダイヤも大きく変わっているのが現状。

17時台に成田空港を発車する列車は改正後3本ありますが、上野行きの列車はありません。さらに全てが都営車による運用。いやー衝撃です笑
ちなみに現17A18は快速特急に繰り上げ、京成成田始発になったうえで18A24という列車になっています。

西馬込に戻ってきた後は05Tと25Tの間のような時刻でマゴロで2往復、2120馬込到着後に入庫となります。




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休日15T(馬込605→馬込1019)

さてさて、全ダイヤを通して唯一のマゴロで丸ごと終わる運用。マゴロを6往復するだけで入庫です。
現在の15Tも同じく朝マゴロをするだけの運用ですが、余裕時分の追加に伴いこれにもてこが入れられいます。




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休日17T(馬込632→文庫2051)

816Tで羽田空港に戻ってくるまでは現在とあまり変わりません。但し各駅での停車時間が若干変わっているほか、京急蒲田駅で3分の停車時間が取られていて所要時間は若干伸びています。

京急蒲田で3分の停車があるのは先行の✈急行が接近しているためかと思われます。

羽田空港で京急車と運用を入れ替え、9D相当で17Tは逗子方面に向かいます。(京急側は9D→67H)

残念ながら41T時代よりは1往復減ってしまい4.5往復ですが、残ってくれただけでもありがたいですね笑




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休日19T(馬込726→品川2410)

出庫時間が変わった運用です。現行の719Tが09Tの運用に置き換わったためでしょう。

現715Tで出庫、814Tまで同じ流れを汲みます。折り返しは現809Tbで印旛日本医大へ向かい、同じく印旛車両基地に一旦入庫します。

出庫は現在の09Tではなく19T相当での出庫になります。

そして2319Tの行先が品川から泉岳寺へ。これにより唯一の泉岳寺行として残っていた先発の普通列車は行先が品川までに。

土休日の六郷土手~北品川間の普通列車しか止まらない駅は、1日を通して普通品川行しか走らないことになります笑

そして京急本線全駅に止まる列車が消滅することにもなりますね。

さて、元々2319Tは品川到着後一旦新品川に回送され、そのまま品川停泊になっていました。ところが今回改正で泉岳寺行になったことで品川停泊分が…と、そこで誕生したのが


2418T(泉岳寺2408→品川2410)

その分はもう一度持ってくればいい、と。

泉岳寺始発の普通品川行は何年振りの復活でしょうか。また都営車による普通品川行も何年振りの復活でしょうかね。

この車両がどういう動きをするかは分かりませんが、品川1番線到着後に新品川まで引き上げる姿を撮影できるならばそれも珍しい光景に。




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休日21T(馬込802→羽田2406)

820Tまでは現行と同じ。折り返しが快特印旛日本医大行から✈急行青砥行に変わります。

この時間帯の上り列車数本が快特から✈急行に置き換えられた影響で、現921Tの泉岳寺以北は941Tが引き継いでいます。

その後は羽田~青砥の運用に。運用1周2時間っていうのは現在の青砥エア快と変わりませんね。
青砥での折り返しは27分ほど取られていましたが(06分着~33分発)、改正以降は13分に短縮されています(55分着~08分発)

停泊場所を含めて現在の17Tと変わりませんね。





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休日23T(馬込1647→印旛2357)

いやぁ回1923Tが無くなるのは非常に寂しいです。がこれで回送列車が営業列車になり乗車機会の向上に繋がるのはとても素晴らしいことだと思います。

出庫からマゴロ1往復は1605Tb~1704Ta、1711T~1910T/2110Tをそのまま引き継ぎます。1910T/2110Tの高砂での種別変更もそのまま残っています。

変わるのは羽田空港到着後で、ここで現11Tと現37Tが入れ替わります。

現11T(2204/2208):4分・現37T(2209/2218):11分と、05T13Tと同じく不均衡でした。そこで
新23T(2205/2217):12分・新37T(2158/2205):7分と入れ替えることで、均等化を図ったと思われます。もっとも、新37Tが10分繰り上がっていますから、現行通りの組み方だと
仮23T(2205/2205):0分・仮37T(2158/2217):19分…いやー流石にこれはキツいですね笑


現37Tは快特、新23Tは✈急行ですが、所要時間は1分しか変わっていません。これの理由はとても簡単。現37Tが蒲田・品川でアホらしいくらい停車時間を取っていたからなんですね。

蒲田では3分(2226/2229)、品川では4分(2236/2240)で合計7分も無駄な時間を使っていたわけですから、青物横丁・立会川・平和島・糀谷・大鳥居・穴守稲荷・天空橋の7駅で綺麗に1分づつ増やして加減速分を考慮して…と。

今回は種別格下げが多い改正になりましたね。




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休日25T(馬込1713→新町2342)

この時間に出庫させるのは16時半以降の本数を現在と同じ本数に確保するためで、その影響で快速→マゴロ→快速の枠から外れてしまった京成車による普通泉岳寺行が2本連続で運転されるなんていう事態も起こっています笑
(ちなみに17時台西馬込発の列車は9本ありますが、うち7本が京成車、残りの2本が都営車という布陣になっています)
(なお普通泉岳寺行が6本、快速成田空港行が3本で合計9本。うちそれぞれ1本づつが都営車、残りが京成車です)

現在の1783K~1982Kの流れを汲みます。1982Kは高砂止、1分接続で1902Kが西馬込に向かうことになっていましたがこれを1本の列車に。代わりに1902Kが高砂止になっています。

03Kは西馬込で16分の折り返し、印西牧の原行となっていましたが

現27T(2133/2138):5分・現03K(2127/2143):16分
新25T(2128/2134):6分・新05K(2134/2142):8分

とこちらも均等化。運用整理のなかで折り返し時間の均等化を図っている列車が多いですね。


2224T(泉岳寺2207→逗子2304)

現27Tは泉岳寺到着後、21Tの続行で羽田空港行になっていましたがそこを入れ替え。

現2020Tは2044Tとなり同時刻で羽田空港へ。京急蒲田の時点で現2126Tに重なっています。

その分新2224Tが京急線横浜方面まで下ります。といっても行先は久里浜ではなく逗子葉山。平日の841Tが✈急行になったことにより、この2224Tが唯一の特急逗子行になっています。

逗子到着後は折り返し特急新町行、新町到着時刻は現2321Tと変わりません。




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休日27T(宗吾521→馬込933)

526T(宗吾521→羽田720)

京急線内"のみ"種別格下げになったことに伴い、快速/✈快特/✈急行というパターンに。

品川到着時刻は変わりませんが、そこから怒涛の停車ラッシュで到着時刻は17分遅くなっています。

そのくせ27Tが羽田空港で折り返し時間を20分取ってることもあって、727Tは元の時間で泉岳寺へ。

926Tで馬込に到着後、折り返すことは無く入庫になります。




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休日29T(羽田523→印西723)
数少ない改正前後で変更が無い運用です。特にいうことなしです笑



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休日31T(文庫533→泉岳寺2429)


531T/630T(文庫533→蒲田614/616→羽田626)

改正で特急から✈急行に種別格下げ、格下げされた途端10分繰り上がった挙句上大岡で特急成田空港行(557H)の待避をします。

急行羽田空港行と特急成田空港行が待ち合わせするという京急らしい光景が広がりますね。

それ以降は都営・京成線内の種別格下げ以外2330Tまで変更点はありません。


2330T(印旛2314→泉岳寺2429)

現2330Tは印牧止、そこからは2335Tのような流れに。矢切でアクセス特急(2350H)を待避します。




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休日33T(印牧538→馬込949)
こちらも休日29Tと同様変更がありません。




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休日35T(馬込921→浅草橋2429)(SKY)
出庫から入庫まで何もかもが違います笑

904T(馬込917)と入れ替わるような形で出庫してくる休日35T。そこから現13Tに沿ってマゴロを1往復します。

そこからは57Kに乗っかって成田空港まで1往復。1679Hに+αで成田まで向かいます。

京成成田到着後は成田空港まで回送、折り返しアクセス特急になります。現07K(2)の出庫分から都営車の運用になるということに。

ちなみに現07Kは西馬込到着後成田空港まで戻るわけですが、その分も都営車の運用に。ただ35Tではなく43Tがその役割を担います。

その後はマゴロで4往復。03Tの部分でお話した通り、2205K~2304K~2305Kがそのまま35Tの運用になります。

折り返しは現2426Tで浅草橋へ。この辺りは現27T・現35T・現51Hが複雑に種別変更・時刻変更を繰り返して時刻変更をほぼしないながら運用変更が起こっています。




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休日37T(蒲田2147→馬込2420)

2010年の改正で誕生した、夜新町出庫→✈快特→北総行の運用。

ちなみに2010年5月改正時点では、蒲田→羽田が✈急行・羽田→品川が✈快特、そこからが普通。当時は国際線もありませんでしたから、羽田から品川までは無停車でした。

10年以上続いてきたその運用もこれで幕を下ろします。

蒲田発車が現行より10分繰り上がりますが、鶴見待避が消えるのかそれとも何か新しいことができるのか…。

そこからは2211T・2310Tを辿って西馬込へ。




k39

休日39T(印旛627→馬込756)

これも改正前後で変更はありません。




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休日41T(印旛805→印牧2156)

出庫は現41Tと同じ、羽田からの折り返しは21T・37Nを辿る形に。現37Nは出庫から入庫までを丸ごと41Tに吸収されています。




k43

休日43T(馬込1841→SKY2154)(SKY)

改正から新規設定の休日41T。マゴロを2往復した後、現2007K相当のアクセス特急で成田空港へ向かいます。

成田空港到着後は恐らく宗吾まで回送になるかと思われます。




k45]

休日45T(印牧2035→馬込2431)

こちらも改正新規の休日45T。現2020T相当で出庫、2020Tと2126Tに乗っかって羽田空港へ。

現2227Tで高砂へ向かい、2350Hで帰ってきます。2350Hはアクセス特急なんですが、なんかもう上でも書いた通り現27T・現35T・現51Hが複雑にからんでて…。





これで休日編はしっかり解説できましたでしょうか、如何でしょうか…?平日版と比べて解説の仕方が違い過ぎるじゃねぇか、と。休日版は改正前後でどの運用から置き換わったか、の説明が多かったですね…。

さて、高砂第一工廠さんでは北総の運用表が公開されているということで、残りは京成と京急…。

さぁ、だれか作ってくれませんかね?

鉄道コム

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と、いうことで今回はこの辺で。
いじょう!!!