5500形の行先表示パターンについて考える。
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既にSR無線の設置、『京成〇〇』へのROM更新など、2018年の登場時から既に色々と変化してきています。
更に車両側の更新だけでなく、僕が大好きな『運用』における変化も。
5500形登場以降、
2018年12月08日改正(07Kで三崎口乗り入れ復活など)
2019年10月26日改正(3100形デビューなど)
2021年03月27日改正(終電繰り上げなど)
とダイヤ改正は3回実施されています。
つまり2017年改正ダイヤのときにデビューなので、経験したダイヤは4つということに。
そんな中で僕の頭にふと1つの疑問が浮かびました。
『5500形って今まで何種類の表示をしてきたんだ…?』と。
ここでいう"種類"とは『運番・種別・行先』の3つを合わせたものの数で、例えば
『19T 特急 三崎口』だったり、『79HT 快速 京成佐倉』だったり。
ただ例に出した2つのうち前者は定期列車、後者は代走。
代走を上げると流石にキリがない&僕が把握してない代走で数に誤差が出るということから、今回は定期列車のみを取り上げていきます。
また『回送』についてですが、若干信憑性に欠ける回送列車のデータもあり不正確なため今回は除外しました。
更に、この先『消えた表示』について取り扱いますが、そこでは2018年改正で消滅、2019年改正で復活した『23T 特急 印旛日本医大』などはカウントしていません。(但し残念ながら『23T 特急 印旛日本医大』は今回改正で消滅します。)
まずは結論から参りましょう。
2021年改正までの時点で5500形が定期運用で出していたのは412種類。
その中で現行ダイヤで表示されているのが299種類なので、既に113種類が消滅しています。
なお背景がオレンジ色の15種に関しては、2022年の改正で復活する表示です。(後述)
2018年12月改正に伴う消滅が22種(表内①)(うち次回改正で3種が復活します)
2019年10月改正に伴う消滅が49種(表内②)(うち次回改正で11種が復活します)
2020年3月14日『新逗子』から『逗子・葉山』への改称に伴う消滅が5種(表内③)
当時のダイヤで『新逗子』を表示していた5種が消滅。『✈急行』が4種、『特急』が1種でした。
2021年1月からの終電繰り上げに伴う消滅が1種(表内④)(次回改正で復活します)
終電繰り上げダイヤで休日2334Tが『普通 泉岳寺』に変更されたことに伴い、『35T 普通 西馬込』が消滅。
平日2322Tも同様に変更されていますが、23Tは『普通 西馬込』『普通 泉岳寺』共に休日ダイヤに存在するので数に変更はなしという結果に。
2021年2月頃からの幕ROM更新『京成〇〇』への変更に伴う消滅が33種(表内⑤)
当時のダイヤで『高砂』『佐倉』『成田』を表示していた33種が一気に消滅。
内訳は『高砂』が26種、『佐倉』が2種、『成田』が5種でした。
2021年3月改正・終電繰り上げ終了に伴う消滅が3種(表内⑥)
終電繰り上げダイヤで『普通 押上』に変更していた平日2452T・休日2426Tがダイヤ改正で『普通 浅草橋』に戻ったことに伴う消滅が2種、平日514Tの種別が『✈快特』から『快特』に変更されたことに伴う消滅が1種に。
そしてまだ消滅していないものの、来る2月26日改正に伴う消滅が127種(表内⑦)
となっています。
各改正で数十の幕が消えています。
ただ、消滅は1往復が消滅したことによって2つの幕が消える
(例えば2018年改正で消えた『53T ✈急行 新逗子』と『53T 普通 金沢文庫』は往復でまとめて消える)
であったり
1列車で複数種別になる列車がまとめて消える
(例えば2019年改正で消えた『61T 快速 羽田空港』『61T 急行 羽田空港』『61T ✈急行 羽田空港』は3つとも2160Tの1列車)
だったりと、1運用を追えばそれだけで幕コンプが余裕だったりするんですよ。
ちなみに影響があった運用は
①:09T/11T/15T/31T/45T/53T/55T/61Tで8運用
②:01T/03T/11T/15T/25T/27T/29T/35T/39T/47T/53T/57T/61T/65Tで14運用
という感じに。
ただし今回はその範囲が広すぎます。
15T/35T/39T/49T以外の全運用(29運用)に於いて何かしらの変更が生じています。
いやー…これはって感じですね笑
さて続いて。
今回(2022年2月改正)で誕生する152個の表示。オレンジ色の15種は過去に存在し復活した表示になります。
アクセス線関連が15種と、全体の1割。残り9割は他列車との入れ替えだったりなんだったり。
そもそも『種別+行先』の新規パターンだけでも13種類
✈快特 成田空港
✈快特 京成成田
快速特急 西馬込
アクセス特急 成田空港
アクセス特急 羽田空港
アクセス特急 西馬込
特急 成田空港
特急 京成成田
通勤特急 京成成田
通勤特急 西馬込
✈急行 京成佐倉
普通 新鎌ヶ谷
普通 品川
が新たに出てくるわけで、そこに運番も足したらそりゃぁねぇって感じです。
ここから言えることは、過去に消滅した表示パターンでも復活する可能性があるということ。
ROM更新で『京成〇〇』に変わってしまった46パターン(表1枚目⑤及び①・②の『高砂』『佐倉』『成田』の各表示)・新逗子行だった7パターン(表内③及び①・②の『新逗子』表示)が復活することはありませんが、それ以外のもの(以下の画像)は大いに復活する可能性があります。
この表示の今後の復活に期待するとしましょう。
ただ仮に復活したとして、SR無線が付いていたり様々なり、当時のまま復活とは残念ながらならないでしょう。
消滅した当時の記録があるかたは是非そのお写真を大切に笑
特にこのブログで何百回も語っている、5500形の『✈急行 佐倉』は充当回数が僅か36回とかなり少なく、更にもう二度と復活することが無いのでかなり貴重な記録。
僕もTwitterで何度か見たことがありますが、本当に貴重です。羨ましいです。
自分は2018年消滅幕の中で『31T 快速 羽田空港』の表示は撮ってたんですが、それぞれの種別行先の組み合わせ自体は現存するものなのでレア感は薄め。
その点『✈急行 佐倉』は当時から911Tのたった1本のみ、全運用を通して36回しか充当されていないんですよ。マジでレアです。
と、ここまで長々語ってまいりましたが、要は
『日常の記録を大切に!!』
1シーズンで消えてしまう列車も多く、今回まさか『✈快特 青砥』が完全消滅するとは…という感じ。
「5500だし撮らなくていいじゃん」なんて思って撮ってない、焦ってる…という方もいらっしゃると思います。
今の時代、フィルムと違って撮れる枚数も多いですし、データとして保存できる時代になっています。
きっと10年後、いや、5年後。懐かしい気分に浸れるはずです。実際、『45T 快特 成田』という幕を見たとき僕は懐かしい気分になります。
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と、いうことで今回はこの辺で。
いじょう!!!
ーーーおまけーーー
上のほうで"代走を上げると流石にキリがない&僕が把握してない代走で数に誤差が出るということから、今回は定期列車のみを取り上げていきます。"
と言いましたが、折角なので僕がTwitterなどで見てきた代走の記録を。多分京急線内でエア急代走は1D~27Dまで全てで実施してるはずですが、それが01Tなのか01HTなのかがちょっと曖昧なので、そこも今現在目撃できたのみで。
今後時間ができた時に一斉捜索したいと思います。
五直と違って四直は中々代走が起こりませんね。
ーーーおまけおわりーーー
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