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都営車運用解説~2023年改正ダイヤを見る~

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さて、先日某時刻表サイト及びそのシステムを利用している各社のダイヤが新ダイヤに対応しました。
今回の記事は

1.平日ダイヤのお話
2.休日ダイヤのお話

の2本立てでお送りしたいと思います。幕集めなどはまた別の機会でお話しさせていただきますね。

1.平日ダイヤのお話

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平日01T~13T

1-1.平日01T
いきなりこんなものが登場して「わけ分かんねぇよ!!」って人も多いと思います。
まずは801Tの行先が押上に変わります9:26着。押上より先は現9:21発の657Kが押上以北を6分繰り下げることでカバーされます。但しこの2列車が接続できるかは不明。
現行だと9:16、9:19、9:21と各駅停車がかなり接近して運行されていたので、その間隔適正化と思われます。
そして901Tとして折り返し、特急三崎口行です。列車の間隔が6分空いていたところに入り込む形で泉岳寺まで進みます。泉岳寺からは現行976Hを引き継ぐ形で一路三崎へ。

現行の77Hは777Hの行先が泉岳寺から高砂に変わります。代わりに西馬込発の851Tが泉岳寺で打ち切り。51Tがその後どう辿るかは51Tの項で解説します。

さて、976Hを引き継ぐ形で三崎口まで行った後は折り返しも特急で高砂まで。品川から先も全区間特急運転です。押上線内特急運転をする高砂行は2002年改正で✈特急が消えて以来20年以上ぶりのこと。そもそも日中の三崎口入線自体それぶりなんですよね。
さて01Tはここで高砂に入庫。入れ替わるように高砂に入庫していた77Hが出庫してきます。

夕方出庫は現17Tを引き継ぐ形。この列車は矢切延長の対象外となり新鎌ヶ谷行のまま残存します。現17Tだと印牧入庫後深夜に再出庫しますが、この運用は41Tに置き換わるためこのまま印牧入庫になります。


1-2.平日03T
✈急行が急行に変わる以外日中は変化がありません。
2102Tで21:18に西馬込に到着した後、折り返しが現2135N相当に変わります。2135Nは泉岳寺行、泉岳寺で羽田からの2161Tに接続していますがこれの泉岳寺以遠を相互に入れ替え。新2103Tが青砥まで向かいます。
青砥到着後は現2230Tを引き継ぐ形で押上へ。折り返しの新2303Tは現青砥行ですがこれを1駅延長、高砂行になります。高砂に一旦入庫、出庫は23:29。現2250T相当の列車になります。


1-3.平日05T
大きな変化はありません。


1-4.平日07T
現行だと706Tで入庫になりますが、そこから更にマゴロが1往復増えます。977Hと882K相当の列車に。


1-5.平日09T
新町入庫が無くなります。1999年改正で都営車の運用になった平日夕方の新町出庫便はその24年の歴史に幕を下ろすことになります。
さて、809Tは821Hと入れ替わる形で高砂へ。ここで入庫になります。そして再出庫も1620Hのスジになります。京急久里浜着後は現行の1809Tを引き継ぎ青砥へ。折り返しは現行西馬込行だったものが泉岳寺以南で1980Kと入れ替え羽田へ。09Tが成田行なのは変わりませんが時刻は50分繰り上がります。
そして種別は快特→✈快特→快速。行先は成田ですので2006年前後の運用を思い出す方も多いでしょう。笑


1-6.平日11T
1610Tの種別が特急に繰り下げ。現1610Tが快特、1584Kが✈急行で平和島で待避を行っていました。これを1本化して1610Tに統合。それ以外に変化はありません。


1-7.平日13T
大きな変化はありません。


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平日15T~25T

1-8.平日15T
914Tの行先が新鎌ヶ谷から矢切に変わります。都営車60年の歴史で初の矢切行です。5300形までは矢切の幕を積んでいませんでしたので代走時は無表示or張り紙でしたが、晴れて5500形には矢切幕が搭載。定期での表示が増えることになります。

2015Tの種別が快特から特急に格下げされます。これにより蒲田以南の都営車快特運用が廃止に。2004年頃から設定されていた19時・20時台前後の上り快特も歴史に幕を下ろすことになります。また2015Tの行先は印西牧の原から印旛日本医大に延長され、新町以南からの都営車の印旛日本医大行が約1年ぶりに復活します。

2015Tの折り返し、2214Tは現行の2254Tを引き継ぐ形になります。


1-9.平日17T
1517Tまでは現行と変わりません。高砂入庫後、現在の01Tを引き継ぐ形で出庫。特にそこに変化はありません。


1-10.平日19T
719Tの行先が成田空港から泉岳寺に変わり、そこから現在の29Tを引き継ぐ形で入庫まで走ります。恐らく回送の時刻も変わっていないと思いますが、詳細は改正後まで分かりません。


1-11.平日21T
720Tの行先が西馬込から羽田空港に変わります。北総線からの特急(除くア特/臨時列車)で西馬込行以外が走るのは北総特急20年以上の歴史で初。1本前の35Nと行先を入れ替える形です。そのままスジは35Nを継ぎ羽田と印旛を3往復。1934Nまでそのまま走った後、西馬込での折り返しは現在の03T。そのまま入庫まで03Tを引き継いで走ります。


1-22.平日23T
大きな変化はありません。


1-23.平日25T
✈急行が急行になった以外特に変更はありません。

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平日27T~43T


1-24.平日27T
大きな変化はありません。


1-25.平日29T
出庫電の行先が泉岳寺から成田空港に変わり、そのまま19Tを引き継ぎます。その後は19Tが29Tに変わっただけで変更はありません。


1-26.平日31T
2130T京成高砂・2230T押上までは現行通り走ります。そこからは現行2260Tを引き継ぎ馬込入庫になります。


1-27.平日33T
932Tの行先が西馬込から三崎口に変わります。青砥で3分停車し現1028Hのスジに乗せます。その代わり1028Hの青砥発車時間を5分繰り上げ。繰り上げられた1028Hは普通西馬込行になります。三崎口まで1往復した後高砂に一旦入庫。1932Tの出庫以降は現行通り、品川停泊まで流れは変わりません。


1-27.平日41T
841Tの行先が押上から京成高砂に変わります。何かを置き換えるというより純増。その代わり前後の列車で時間調整があります。
そこで高砂に入庫。夜は2076Hから77Hのスジを引き継ぐ形。77H時代は2276Hが印牧止、印牧から2216Tに接続していましたがこれを2240Tで1本化。京急車夜間の印牧留置が無くなります。


1-28.平日43T
✈急行が急行になった以外特に変更はありません。

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平日45T~65T


1-29.平日45T
大きな変化はありません。


1-30.平日47T
✈急行が急行になった以外特に変更はありません。


1-31.平日49T
結局49Tはこれなんですよね。西馬込行としてそのまま入庫。片道1本のみの運用に戻ります。


1-31.平日51T
851Tの泉岳寺以北を777Hと入れ替える形で851Tは泉岳寺止に。そこからマゴロを2往復して入庫。現在の通勤特急として賑わう51Tから比べると少し寂し気です。


1-32.平日53T
大きな変化はありません。


1-33.平日55T
現行の65Tをほぼそのまま引き継ぐ形になります。現2164Tは印旛→印牧の1区間だけ謎に回送をしていますが、改正後は全区間営業に。停泊場所については改正後にまた追記します。


1-34.平日57T
現行の55Tをそのまま引き継ぎます。


1-35.平日59T
現行の57Tをそのまま引き継ぎます。


1-36.平日61T
現行の59Tをそのまま引き継ぎます。✈急行が急行に変わる以外変更はありません。


1-37.平日63T
泉岳寺から現1721Tを引き継ぎ印牧へ。そのまま入庫します。


1-38.平日65T
現行の63Tをそのまま引き継ぎます。✈急行が急行に変わる以外変更はありません。

さて、平日ダイヤの概要はこんなところ。僕が気づいてない待避変更などがあるかもしれないので見つけ次第別で追記していきます。



2.休日ダイヤのお話

休日ダイヤは前回と比較してそこまで差がありません。では運用を見ていきましょう。

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休日01T~09T

2-1.休日01T
出庫から2100T西馬込までの流れは変わりません。901Tの船橋競馬場待避も残っています。
21:43に西馬込に着くと現行では入庫していましたが、これを21:51着~21:57発の現07Tと入れ替え。
そのまま07Tを引き継ぎ、現行より3往復多くマゴロに充当された後23:53に入庫します。
07T時代は折り返し時間が6分でしたが、この修正で折り返し時間が14分とかなり余裕をもったものとなります。

ちなみに余談ですがこの引き継がれた07Tは5300形最後の運用でした。

2-2.休日03T
✈急行が急行になった以外特に変更はありません。

2-3.休日05T
✈急行が急行になった以外特に変更はありません。

2-4.休日07T
先述した01Tとの入れ替えにより後半3往復がカットに。その他に違いはありません。

2-5.休日09T
大きな変化はありません。

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休日11T~17T

2-6.休日11T
✈急行が急行になった以外特に変更はありません。

2-7.休日13T
大きな変化はありません。

2-8.休日15T
大きな変化はありません。

2-9.休日17T
京急線内での時刻変更に伴い待避パターンなどが変わっています。

1016T:金沢文庫での待避が金沢八景に変わり、文庫を4分早発、八景に4分早着します。先着駅が八景までになることで急行停車駅から八景への到達時間が4分早まります。八景の配線の都合で待避は2番線で行う為、1番線に特急が入線する光景を平日740TXと同じく見ることができます。

1817T:京急川崎での待避が京急蒲田に変わり、川崎を3分早発、蒲田に3分早着します。
これにより前回改正より見られた都営車の京急川崎7番線進入は早速見納めとなりそうです。

1923Nが蒲田19:19発、1817Tが19:20着となるのでここでの詰まりがどの程度になるかで今後元に戻る可能性も否めません。

この2列車以外に特に大きな変化はありません。

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休日19T~31T

2-10.休日19T
2118Tが京急蒲田で三崎口からの特急2259Hの接続を受けなくなります。これにより横浜方面からの羽田空港到着時刻に若干の変更があるほか、2118Tの羽田空港到着が3分早くなります。

2-11.休日21T
820Tの都営・京急線内種別が快特から特急に格下げ。羽田空港到着時刻が5分繰り下がります。
その分折り返しの1021Tの種別を✈急行から快特に格上げ。羽田空港発車時刻は8分繰り下がりますが品川・泉岳寺での時間調整が無くなり泉岳寺以遠での時刻に変更はありません。

現行運転されていた902D(蒲田9:43→羽田9:54)が廃止された代わりに820Tが種別格下げ、空港線内各駅への利便性確保を担ったものと見受けられます。

2-12.休日23T
2123T宗吾~2122T高砂までを京成車に持ち替え、2322T以降を41Tに持ち替えています。それにより宗吾入庫を41Tと相互に交換。23Tが宗吾入庫になっています。

2-13.休日25T
大きな変化はありません。

2-14.休日27T
✈急行が急行になった以外特に変更はありません。

2-15.休日29T
大きな変化はありません。

2-16.休日31T
2231Tの種別を✈急行から快特に格上げ。数年ぶりに「快特 泉岳寺」の登場です。
通過駅への利便性は新設された2205Hによって維持されています。

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休日33T~43T

2-17.休日33T
✈急行が急行になった以外特に変更はありません。

2-18.休日35T
✈急行が急行になった以外特に変更はありません。

2-19.休日37T
大きな変化はありません。

2-20.休日39T
✈急行が急行になった以外特に変更はありません。

2-21.休日41T
2041Tとして成田空港到着後に宗吾参道まで回送されていたものを折り返し営業列車に。
現2208Kが若干時刻を変更の上2240Tに変更になっています。

また2208Kは元々上野行でしたが、2240Tの高砂以遠は特に補填もなく純減となっています。
2240T高砂到着後は現2322Tに乗せる形で羽田空港行終車になっています。

2-23.休日43T
✈急行が急行になった以外特に変更はありません。


てなわけで休日の変更点はこんなところ。他社車運用との持ち替えも23Tの一部が京成車に、41Tの一部が京成車からのものになったくらいです。

さて、ここまで都営車の2023年11月改正運用を平日ダイヤ・休日ダイヤの順で追ってきました。日中の三崎口乗り入れなどわけわかんないことが起こる一方、25年近く続いた新町日中留置が廃止になるなどある意味2022年改正よりも色々と変化の多い改正であることは間違いありません。

せっかく誕生した通勤特急も僅かな期間で廃止に。もしかするとこれで都営車の通特の歴史は終わるかもしれません。

それでも普通、急行、快速、特急、快特、快速特急、✈快特と様々な種別で四直イチオールマイティであることに変わりはありません。2023年11月改正ダイヤも楽しく追っていきたいと思います。

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と、いうことで今回はこの辺で。
いじょう!!!

さよなら「✈急行」~都営車にみる✈急行の13年間~

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さて、京急のプレスリリースにて「✈急行」が「急行」へと名称変更されることが発表されました。
2010年5月16日のダイヤ改正で華々しく登場した「✈急行」は京急独自の種別であり、京急蒲田以北はそれ以前の急行を継承する形、京急蒲田以南は新たな種別として登場しました。

そこから早13年半が経ち、この度✈急行の種別が消滅することになりました。

今回この記事ではそんな✈急行の中でも、都営車に焦点を当てて13年間を振り返っていきたいと思います。

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上記の表は都営車の✈急行が各行先何本づつ存在したかを示すものになります。
ちなみに京急蒲田で折り返し列車番号が変わる便は2本としてカウントしています。
(例:2022年11月改正、平日741T~740TXは逗子・葉山行を2本としてカウント)

さて、2010年5月改正で華々しく登場した✈急行ですが、都営車の急行に「✈」マークが冠されるのは10月21日の羽田空港国際線ターミナル(現:羽田空港第3ターミナル)駅の開業に伴う更新でした。
それまではただの急行表示で、北側は5月改正以前と変わらず、1本のみ設定された南側は「51T 急行 新町」としてそれこそ往年の急行を思い出させるような形で走っていました。

旧急行廃止が1999年7月ですから、そこから約11年での復活。今回はそこから13年ということでまぁなんか時代は回るんだなぁと(適当)


飛行機マークが付いた2010年7月時点で設定されていた行先は
新町・羽田空港・品川・泉岳寺・青砥・高砂・印西牧の原・印旛日本医大・成田の9種類。平日は54本、土休日は40本の設定がありました。

当時はまだ日中の印旛系統が✈急行だったので、その運用での表示が目立っていました。平日は26本、土休日は18本設定されていた北行✈急行ですが、そのうち平日は15本、休日は13本が北総線方面。そもそも当時都営車による京成本線乗り入れが少なかったこともあり、✈急行としての設定もかなり限られるものでした。
そして南行は新町行の1本のみで、まだ現在のように賑わう様子からは程遠いものでした。


また2011年9月にも改正が行われていますが、都営車の✈急行の行先数に変化はありません。


2012年10月21日改正
この改正で京急のダイヤパターンは大きく変わります。日中の北急行は全て快特に格上げ、南急行は毎時6本になります。そしてその日中南急行の中に都営車の運用が1運用登場します。

1101T/1100T 羽田空港11:02~京急蒲田11:15/11:16~新逗子12:08
1201T/1300T 新逗子12:14~京急蒲田12:53/12:54~羽田空港13:15
1301T/1300TX 羽田空港13:22~京急蒲田13:35/13:36~新逗子14:28
1401T/1500T 新逗子14:34~京急蒲田15:13/15:14~羽田空港15:34


TT5300 土手

2014/08/25 1201T ✈急行 羽田空港行 5311編成


この2往復が日中南エア急の元祖ともいえるわけです。更に夜の新町行きも新逗子行に変更されています。

2029T/2028T 羽田空港20:30~京急蒲田20:29/20:31~新逗子21:26


京急川崎での待避が無くなった代わりに神奈川新町で快特とWing号、金沢文庫で快特に抜かれる今の夜の南エア急のスタイルになっています。

945T/944T 羽田空港9:43~京急蒲田9:55/9:57~金沢文庫10:35

そして土休日データイム前には金沢文庫行の✈急行が登場。神奈川新町行は消滅しましたが一気に南エア急が賑わうことになります。日中の北総方面が消えたことにより土休日は40本→26本と本数が激減しましたが、平日は逗子方面が新規に登場したことにより54本→52本と維持されています。


更に京成本線方面への✈急行には佐倉行が新規設定。現在は成田空港行となっていますが、911Tとして時刻はほぼそのまま現在も運行されています。
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2019/09/29 911T ✈急行 佐倉行 5316編成

※登場時は913T、2013年改正で911Tに変更。


2012年改正で存在した行先は
新逗子・金沢文庫・羽田空港・品川・泉岳寺・青砥・高砂・印牧・印旛・佐倉・成田の11種類。
神奈川新町が消滅した代わりに新逗子・金沢文庫・佐倉が登場しています。

2013年改正では押上行が初登場。上記の11種類に加えて12種類になります。特筆すべきは平日に金沢文庫行が登場したことでしょうか。2022年改正まで残った740TXがそれに当たります。本数は平日54本、休日24本と前年とあまり変わりません。

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2019/08/16 843T ✈急行 押上行 5312編成


スクリーンショット (172)

2020/05/25 740TX ✈急行 金沢文庫行 5305編成


2014年改正では日中南エア急の元祖だった01T運用が消滅。また休日45Tも消滅し、日中の神奈川を駆け回る都営車✈急行はしばらく見納めになります。

都営有識者の方々に話を聞くと、この頃が都営車暗黒期だというのはよく聞くお話しで、日中の運用が尽く削られているダイヤになっています。

2015年改正では大きな変化が無く、2016年改正で都営車は悲願の成田空港乗り入れを再開させることになりますが、この列車は西馬込始発だったため京急線内での行先数に変化はありませんでした。

2017年改正では平日夜の新逗子行が2本体制になったほか、休日にはオタク大歓喜の運用が。終日京急線内を往復する41Tの登場です。「41T ✈急行 新逗子」自体は2013年に登場した組み合わせではありますが、休日の日中運用1本が丸々都営車に置き換わったことはかなり驚きと同時に嬉しさが込み上げてくるものでした。

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2017/11/03 940T ✈急行 新逗子行 5324編成


この改正で休日の逗子行・羽田空港行が一挙に大増加。本数も24本→45本になりました。

翌年2018年改正では、夕方の成田行1本が成田空港行に変更。行先増加は2013年に増えた押上行ぶりのことであり、13種類になります。

スクリーンショット (173)

2019/12/20 1531T ✈急行 成田空港行 5304編成


しかしこの13種類体制もそう長くは続きませんでした。翌年2019年改正では元々唯一の佐倉行として走っていた911Tの行先が成田空港に延長。平日・休日共に成田空港行が見られるようになったことは大きいですが、その代わりに佐倉行が見納めになりました。ここで12種類に減ることになります。

2019年改正の息は長く、コロナ禍の減便ダイヤを経て2022年2月26日改正まで終電帯を除いてほぼ同じダイヤで運転されることになります。なおこの間に5500形では「高砂」及び「成田」の前に「京成」を冠するROM更新が実施されているほか、「新逗子」の「逗子・葉山」への変更に伴いそれぞれ見られる行先の種類が変わっています。
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2019/01/01 631T ✈急行 高砂行 5508編成

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2022/09/22 2253T ✈急行 京成高砂行 5502編成


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2018/10/29 1531T ??? 成田行 5505編成

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2021/05/28 1601T ✈急行 京成成田行 5517編成


えーっと、1531Tは品川まで✈急行なので許して下さい。

2022年2月26日改正では、5500形のアクセス線への乗り入れが開始。都営車だと成田スカイアクセス線・京成本線どちらの経由でも行先表示に差が無いためこれによる行先数の増加はありませんでした。その代わりに通常運用にて佐倉行が復活しました。但しこれはスカイアクセス線関連の運用であるため5300形の充当は無く、結局2019年改正以降引退まで5300形が「✈急行 佐倉」の表示を出して走ることはありませんでした。

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2022/10/11 843T ✈急行 スカイアクセス線経由成田空港行 1161編成

これも立派な都営車の✈急行。5500形故障による代走でした。泉岳寺で西馬込から出庫させた別の編成に交換する形で代走は終了。
ちなみに京急車の成田空港送り込みは全て久里浜方面からであり、「✈急行 成田空港」は存在しないため貴重な表示になりました。

同改正では更に740Tの行先が金沢文庫から逗子・葉山に変更になったことにより金沢文庫行が消滅、行先数は12種類になりました。

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2022/02/28 740TX ✈急行 逗子・葉山行 1805編成

こちらはダイヤ改正初日。こちらも5500形の故障により初日から代走でした。改正以降土日日中の南急行は17Tに運番が変わり、「41T ✈急行 逗子・葉山」は文庫以北ではこの1本のみになりました。

2022年11月改正でもその数は変化することなく、最終的に✈急行廃止時点では
逗子・葉山、羽田空港、品川、泉岳寺、押上、青砥、京成高砂、印西牧の原、印旛日本医大、京成佐倉、京成成田、成田空港の12種類の行先を表示することになりました。また平日は61本、土休日は44本の✈急行が設定されていました。

次回の改正で✈急行から"✈"が外れるわけですが、それと同時にどこまで運用数が変わることになるか注目です。
都営車として今後追加の見込みが1%でもある行先は
文庫・新町・川崎・浅草橋・宗吾参道・東成田・芝山千代田
といったところでしょうか。矢切や新鎌ヶ谷も理論上設定は可能ですが、京急側の表示面などを考えるとその可能性は低そうです。

ちなみに都営車ではありませんが、2011年の節電ダイヤにて北総車による✈急行 新鎌ヶ谷行が設定されていました。しかし京急線内は高砂行として案内されていた模様です。

さて、ここまで13年半の都営車による✈急行の歴史を辿ってみました。

僕個人として、都営車は快速や✈急行といった補完種別がよく似合っている気がします。それは✈急行が急行に変わっても変わることではありませんが、やはり少し寂しさは残るものです。

それでも、改正後に登場するであろう「急行 成田空港」や「急行 泉岳寺」など、5500形が表示してこなかった新たな表示が見られるのは楽しみです。

そして✈急行の消滅により、1998年改正で登場した「✈マークシリーズ」は✈快特をただ残すのみになりました。

「✈快特」「✈特急」「✈アクセス特急」「✈快速」「✈急行」と、通勤特急と普通以外の速達種別に冠されたことのある「✈」は、✈快特のみになります。

✈急行消滅まで残り1カ月、今まで散々撮ってきましたが最後まで後悔しないように撮っていきたいです。

…あ、そろそろ2010年以降のダイヤが全部完成するので、今度改めて✈急行の詳細でも纏めてみますかね。

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と、いうことで今回はこの辺で。
いじょう!!!

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まさかまさかの1カ月ぶりのブログ。さて、いよいよ明日11月26日に四直はダイヤ改正を迎えます。
都営車としては前回と比較するとあまり面白みが…と言ったら失礼ではありますが、今回の目玉は京成のワンマン・京急の特急でしょう。
後者は都営車も絡む部分がありますが、前者は…。

運用解説もしようと思ったんですが、案外忙しくて…。

2月改正んときは大学受験終わって卒業式控えてるだけだったんでマジで暇だったんですよ。ただ今回Yahooの乗換案内が対応した日はバイト中、駅探が対応したときは授業中って感じでありがたいことに忙しくさせてもらってます。

そんな中でも運用表は無事改正前に完成、Twitterに投稿しましたのでもしよかったら探してみてください。

運用解説は改正後に回送列車の時刻等も交えて、1週間後くらいに投稿できればいいなーと思ってます。
今回ネタも多そうですが前回ほどに都営車が変わった!!!!ってところも無い(と信じてます)ので。

ここまで見てくれた人へ。平日の朝8時半は子安駅に行きましょう。多分面白いものが見られますよ。

と、いうことで今回はこの辺で。いじょう!!!

#都営車運用解説 第12回 2001年平日・23T

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さて、運用解説も段々と回数を重ねてきまして、47Tまである2001年平日ダイヤは今回で半分を紹介させていただいたことに。

ただ都営車数十年の歴史からしたら大したことない…てな感じでどんどん進めていきましょう。


01W23T



623T(西馬込6:31→普通→押上7:06)

前年までは635T(西馬込6:31→普通→印旛日本医大7:53)でした。この列車関係の種別変更に関しては前回の記事2001年改正平日21Tで紹介しているのでぜひ。


現在、出庫電がそのまま押上行になる運用はありません。

西馬込出庫の便って馬込検車区の時点で行先を出しているわけで、今までは普通として出庫する列車しかありませんでした。
しかし今回(2022年2月)の改正では休日25Tで快速の幕を出して出庫していく列車ができましたね。

あれ…そういえば先日43Tアクセス特急を出している列車が居ましたがあれは…。


ー接続列車ー
泉岳寺着 6:42
京急線方面:644T 急行 羽田空港行(泉岳寺始発6:53)
押上以北:553H 普通 青砥行(三崎口始発・京急線内特急・泉岳寺6:47)





722T(押上7:17→特急→三崎口8:58)

前年までは752Hでした。現在唯一残る都営車の三崎口乗り入れ、730Tが泉岳寺7:38→三崎口9:07なので、その列車の元を辿るとここに行きつくことになります。

2002年で720T
2004年改正で高砂延長のうえ708T
2006年改正で742T(三崎口着は6分繰り下がり9:04)
2007年改正で印旛日本医大延長のうえ600T
2010年5月改正で泉岳寺短縮のうえ730T(三崎口着は9:09)になり、その後は5分以内の時刻変更を経て現在に至ります。

今回改正では同じく20年選手だった休日金沢文庫始発の特急羽田空港行などの消滅が目立ちましたが、唯一の三崎口乗り入れとなった平日730T→931Tはいつまで残ってくれるでしょうか。
また、夕方や夜の三崎口乗り入れが復活することはあるのでしょうか。



ー接続列車ー
泉岳寺着7:40
西馬込方面:730T 普通 西馬込行(泉岳寺始発7:44)

鮫洲(724レ 新逗子行)
平和島(722レ 新逗子行)
京急蒲田(724H 急行羽田空港行)
京急川崎(776レ 川崎始発の浦賀行)
生麦(720レ 新逗子行)
神奈川新町(762レ 浦賀行)
南太田(718レ 新逗子行)
上大岡(760レ 浦賀行)
金沢文庫(716レ 新逗子行)
金沢八景(758レ 浦賀行)
堀ノ内(614レ 浦賀行)

で追い抜きまたは接続を行います。





923T(三崎口9:02→快特/普通→高砂10:47)

現在、明るい時間に上る快特運用はありません。そもそも午前中に久里浜線から上ってくる都営車の営業列車が存在しませんね。(回送としては31Tがある)

下でも紹介しますが、押上では京成線内特急のエアポート快特成田空港行(917H)の待ち合わせをします。

17Hといえば2000年代前半の四直ファンの皆様にとってはお馴染みの運番かと。

これ以降は余談にて笑



ー接続列車ー

堀ノ内(961レ 京急川崎行)
金沢文庫(959レ 品川行)
上大岡(923レ 京急川崎行)
南太田(815レ 品川行)
神奈川新町(921レ 京急川崎行)
子安(857レ 品川行)
京急鶴見(813レ 京急川崎行)
京急川崎(855レ 品川行)
鮫洲(953レ 品川行)

で追い抜きまたは接続を行います。

押上10:32/10:36の停車中に917H 特急 成田空港行(京急・都営線内エアポート快特)に追い抜かれます。
高砂での接続はかなり悪いので、泉岳寺時点で後続の西馬込始発急行成田行(1071K)、高砂で乗り換えるなら7分接続で高砂10:54発普通千葉中央行(10B59)に乗り換えです。



高砂到着後は高砂検車区に入庫します。





1622T(高砂16:08→普通/特急→三崎口18:07)

前年までは1610Tでした。翌年の改正で伝説の『快速 三崎口』として生まれ変わることになりますが、それはまた今度のお話。

神奈川新町からは8分ほど先行して1646T特急三崎口行が走っており、当時は僅か10分で2本の特急三崎口行を見ることができました。

1日に久里浜線に乗り入れる本数自体も7往復ほどあり、一番京急側が賑わっていた頃…と言おうかと思いましたが、その数年前までは休日SH運用のうち2本が都営車という時代がありました。

ー接続列車ー
泉岳寺着16:45
西馬込方面:1604T(16:50泉岳寺始発)

平和島(1640レ 新逗子行)
川崎(1700レ 川崎始発の浦賀行)
生麦(1654レ 新逗子行)
新町(1652レ 浦賀行)
南太田(1602レ 新逗子行)
上大岡(1608レ 浦賀行)
文庫(1646レ 浦賀行)
堀ノ内(1718レ 浦賀行)

で追い抜きまたは接続

京急久里浜17:47/17:55の停車中に久里浜止の快特(1600A)の待ち合わせをします。
1600Aは品川基準で7分差だったのを詰め…ることなく6分差で17:53着です。





1823T(三崎口18:19→特急→京急久里浜18:31)

暗い時間の京急久里浜行です。

ー接続列車ー
久里浜18:31発特急印旛日本医大行(1891H)





2123T(京急久里浜21:32→特急→泉岳寺22:33)

この時間の都営車特急は2003年改正で消滅しています。

ー接続列車ー
特急京急久里浜行(2105C・久里浜21:32着)

堀ノ内(2163レ 品川行)
上大岡(2109レ 新町行)
新町(2155レ 新町車両振替後の品川行)
平和島(2113レ 品川行)

泉岳寺(22:34発 西馬込始発特急成田行(2289K・押上で始発普通(2219T)に接続))

少し夜遅めの列車ということもあって接続列車は少なめですね。
夜遅め、といっても2123Tの1時間半後にもう1本都営車の上り特急が存在しますが笑

2315T、ですね。





2222T(泉岳寺22:46→普通→西馬込22:57)

特にいうことも無いですね。笑

ー接続列車ー
泉岳寺(22:46着 特急三崎口行(2256H・青砥始発・京成線内普通))
2256Hは三崎口行の終列車です。




さて、三崎口まで2往復する23Tをお届けしてきました。2022年改正では京成線内への乗り入れ本数が圧倒的に増え盛り上がっている一方、京急線内への乗り入れは寂しいもの。
休日でも久里浜線まで6往復程度していた2001年改正とは違い、2022年改正ではとうとう休日の久里浜線入線は消滅してしまいました。

一方当時存在していなかった南エア急が存在するのはいいことやら悪いことやら。

運用が賑わうのは楽しいですが、その分運用を組むのが大変ですからね。

シンプルイズベストなんて言葉もありますし。

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と、いうことで今回はこの辺で。
いじょう!!!


ーーー余談ーーー

923Tが追い抜かれる17Hですが、上でも言った通り四直ファンの皆様には馴染み深い運番かと思われます。

『Train Simulator 京成・都営浅草・京急線』ては2002年改正以降の京成線内快速運転の917Hが運転できますし、717Hは京急線内からの特急佐倉行としてお馴染みだった列車。

ちなみに917Hの折り返し、1116Hは特急上野行。先日のアメトークでも沸きに沸いた上野行です。
京急車の上野乗り入れは1998年~2002年・都営車の上野乗り入れは1998年~2001年でした。

現在紹介している2001年改正ダイヤでは京急車の乗り入れは残っているものの都営車は既に消滅済みでした。

この年は何とか残存したものの翌年消滅したのが東成田への乗入れ。2001年当時では平日1往復・休日2往復が存在していました。


また923Tが高砂で接続する10B59レですが、B51以上の数字は千葉線・千原線に直通する4連運用を示しています。
千葉・千原線での4連運用は2018年12月の改正で消滅しています。

現在京成線内で4連の運用があるのは金町線と宗吾参道~芝山千代田の区間のみ。

一方、京急線内で4連の運用が存在"しない"のは三浦海岸~三崎口・京急蒲田~羽田空港・品川~泉岳寺の区間のみ。
近年でも4連は増備され続けており…と、いうより京急で2020年以降増備されたのは全て4連であり、トンネルの両側での考え方の違いが表れていますね。

京成側は恐らく金町線が6連化できれば4連は消滅するでしょう。金町駅の都合で難しいようですが。
一方、増結車や4+4であちこちを走り回る京急では向こう30年は4連が消滅することは無いでしょう。

ーーー余談終わりーーー

#都営車運用解説 第11回 2001年平日・21T

カテゴリ:
さて、お久しぶりの都営車運用解説なんですが久しぶり過ぎて書き方覚えてないっていうね。

01W21T


621T(西馬込6:27→普通→印西牧の原7:46)

前年改正まで普通青砥行(633T)だった621Tは、4分後に西馬込を出ていた普通印旛日本医大行(00年改正当時635T・西馬込6:31→印旛日本医大7:53)と入れ替わり北総線へ向かうことに。

泉岳寺基準で見ると、

6:39発 633T(青砥711着)→621T(印牧746着)
6:43発 635T(印旛753着)→623T(押上706着)
6:47発 553H(押上710着)→553H(青砥718着)

621T関連の行先変更はこんな感じですかね。これにより京急線方面から押上以北への所要時間削減になっています。
これと関連して、押上行の折り返し特急三崎口行が553Hから623Tに変わっています。23Tは次回詳しく解説します。

11本連続都営車が来る朝ラッシュ北総下り線の5本目になります。

泉岳寺での京急線からの接続は有りません。



820T(印西牧の原8:04→普通→西馬込9:28)

9分後に印西牧の原を出る、印旛日本医大始発の特急西馬込行(824T)に八広で抜かれます。
現在でも見ることができる北総線発西馬込行の都営車同士の待避ですね。スカイアクセスができて今回からは都営車同士の待避も沢山見られるようになります。

この年から新設された北総の上り特急、そして使用開始された八広駅の待避線。
ちなみに前年まで北総の上り急行は高砂から普通列車になっていました。

更に前年までの急行は5本中4本が羽田空港行(686H,770N,772N,776N)・1本が西馬込行(834T)と行先もバラバラ。

北総線からの特急が新設されたことで、特急西馬込行の都営車の本数は前年度の1本(2000年改正818T:成空8:10→西馬込9:55)から4本(600T,712T,704T,824T)へと増えることになりました。
その代わり京成本線からの特急西馬込行は消滅となりましたが。(まぁ翌年改正で夜に復活するんですけど(2002年改正1946T:成空19:08→西馬込20:46)

京急線へは泉岳寺始発で3分後に特急羽田空港行(916H)があります。



1621T(西馬込16:25→普通→高砂17:12)

前年までは1613Tとして出庫、青砥行でした。
泉岳寺での京急線からの接続は有りません。高砂まで先着です。

そして高砂に到着するとすぐに入庫。



1920T(高砂19:52→普通→西馬込20:39)

前年までは1956T、青砥始発の列車でした。
京急線へは高砂時点で6分続行、成田始発の急行羽田空港行(1834T)が便利です。
ちなみにこの急行、ここ最近Twitterで騒いでいますがユーカリが丘、八千代台、市川真間で後続を待避するなんかよく分からん列車になっています。
この列車についてはまた今度。



2021T(西馬込20:46→普通→印西牧の原22:05)

前年までは2057T、印旛日本医大行でした。
当時は平日夜間の八広待避は存在せず、もちろんスカイライナーやアクセス特急もありませんので終点まで先着でした。



2220T(印西牧の原22:16→普通→押上23:01)

前年までは青砥始発の押上行(2224T)でした。
22時台の北総線内はだいぶ手が加えられており、この列車と直接比較することはできませんでした。

スクリーンショット (213)


比較するとこんな感じ。列番見ていただけると分かるんですが、前年まではこの時間都営車まみれでした。

押上以南へは上の時刻表にもある通り2286H特急三浦海岸行に乗り換えになります。



2321T(押上23:17→普通→青砥23:26)

前年までは2325Tでした。

西馬込発特急成田行(2251K・22:40→24:10)の接続を受けて発車。

現在では同快速成田行(2271K・22:39→24:24)が押上始発普通印旛日本医大行(2337N・23:19→24:08)への接続になっています。



2320T(青砥23:56→西馬込24:39)

前年までは2324Tでした。

浅草橋より先西馬込までの最終列車。泉岳寺での京急線は10分前に終了しています。



さてさて、こんな感じで久々にやってきましたがどうでしょうか。『こんな情報追加して欲しい!』なんてのがありましたら是非よろしくお願いします。

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と、いうことで今回はこの辺で。
いじょう!!!

#都営車運用解説 番外編 詳細解説(?)編②

カテゴリ:
解説編①はこちらをご覧くださいm(_ _"m)

さて、今回は休日の運用について解説させていただきます。

なんなら改正初日は休日ダイヤなわけですから、休日ダイヤから先に解説しないでどうするんだボケ!!って言われそうですが、僕が個人的に平日ダイヤのほうが気になるところが多かったので。

といっても休日ダイヤも見どころ盛沢山です。さてさっそく参りましょう。




k01

休日01T(馬込500→馬込1904)

1000Tまでの流れは現在の休日01Tと変わりませんが、馬込線内の運行間隔均等化に伴い
京成快速→マゴロ1往復→京成快速
というのがパターン化したため、1000Tとして西馬込に着いた後の時刻が大きく変わっています。


801T(馬込822→高砂917)

八広でアクセス特急(803T)を待避します。今回アクセス特急運用の新設に伴い都営車同士の待避が非常に多くなっています。
船橋競馬場での3分停車は継続で、恐らくここで臨時列車の待避を行うことになるでしょう。


1500Tで現在より丁度1時間遅く西馬込に帰ってきた後再び京成線に戻ることは無く、マゴロ2往復をして1904馬込着で入庫になります。





k03

休日03T(品川457→馬込2216)(SKY)

現行の05Kをほぼ引き継ぐ形になります。

これこそ典型的なスカイアクセス運用。関係無いことはせず丸1日とにかくスカイアクセスに捧げます。

403Tが普通からアクセス特急に格上げすることによって押上線内の通過駅が増えることになります。

その分は元々アクセス特急だった505K(新505Ka)が担うことになり、なんと403Tは八広でこの505Kaを追い抜きます。

都営車がアクセス車の普通列車を追い抜くという奇妙な光景がこれから毎週末見られることになります。また押上・高砂ではなく八広での追い抜きになるため、京成押上線各駅から成田空港までの始発列車の時間は繰り下がってしまうことになります。

現行では京成車運用のため京成側に返すことになりますが、京成側に返す必要はなくむしろ都営側に入庫させる必要があるので、2002Tで西馬込に到着するとそのまま入庫。
と言いつつ現行の2205K~2304K~2305Kは35Tに置き換わり、結局05Kは出庫から入庫までを丸々都営車に譲った形に。

なお35Tはその後ちゃんと都営側に戻ってきていますので、高砂停泊運用はありません。

(ちなみに平日も403Tが格上げになった影響で押上始発の普通列車が誕生していますが、こちらは接続駅が八広ではなく押上のため…いや、となると平日は押上駅で、休日は八広駅での追い抜きシーンが見られるわけですね。こりゃぁ面白い。




k05

休日05T(浅草橋500→馬込917)

504Tで西馬込まで戻ってくるのは現行通り。しかしその折り返しが印旛日本医大ではなく青砥までに短縮されています。
これは現605Tと現613Tを相互に入れ替えたためで、その後の流れが丸ごと入れ替わる結果になっています。

現05Tは馬込での折り返しが5分(608/613)、現13Tは21分(600/621)なので、これを入れ替えることで両方の折り返し時間を均等にしたものと思われます。
新05T…9分(610/619)、新13T…11分(601/612)と均等に。

605T以降は現在の13Tを引き継ぎます。

現在の13Tは813Tで泉岳寺到着後は夜までマゴロに就いていましたが、改正以降はその部分が丸ごと無くなり、904Tで入庫になっています。




k07

休日07T(泉岳寺524→馬込2353)

出庫は馬込ですが泉岳寺まで回送、泉岳寺発の506Tから営業運転に入ります。
改正前は丸1日マゴロでしたが、今回の改正では流石にてこ入れ。
906Tまではマゴロで7往復した後、907Tbと951Kを入れ替える形で京成線に向かいます。

1706Tで馬込に戻ってきた後はまたマゴロ。現行どの列車にも当たらない列車で2往復した後は、2107Taから現在の23Tと同じ時刻で進んでいきます。
現23Tは2322Tbで馬込に戻ってきた後回送で泉岳寺に行きますが、恐らく2306Tbはそのまま入庫になるかと思われます。




k09

休日09T(馬込507→印牧919)

708Tまでは現行と変わらず。そこからは現19Tを辿ります。元々出庫運用だった現719Tが出庫を伴わない新709Tになったことで、新719Tの出庫時間が繰り下がっています(後述)

印旛日本医大からの印西牧の原行で入庫。そこで1日の運用を終えます。元々再出庫後の09Tだった部分は京成車の運用(1872K)に置き換わっています。

(なお73Kはそのまま現09Tに沿って羽田空港まで1往復、その後は現行の73Kをそのまま引き継ぎ高砂終になっています)




k11

休日11T(馬込518→馬込2401)

泉岳寺538→馬込550の列車が510Tbになっていることから、例年通りこの運用は泉岳寺停泊になると思われます。

1110Tまで現行通り。やはり01Tと同じくマゴロを挟むためそこで時刻変更が生じています。


1710T(空港1709→高砂1821)/2110T(高砂2105→馬込2159)

休日上りにも存在する、高砂入庫運用。入庫後は現2102Tと同じ時刻で再出庫します。

現2102Tはエア快の流れを汲んでいた現1803Tで入庫したもので、改正後は京成車の運用(1881K)になっています。

馬込到着後もそのまま現03Tの流れを汲んで、2310Tbで馬込入庫になります。




k13

休日13T(馬込527→馬込2120)

05Tで先述した通り、512T~513Tの間で05Tと入れ替わります。

現904Tまで同じスジを辿り、現1053K~1252Kで成田空港まで1往復。現1563Kで再び成田空港へ向かいます。
現1563Kは17A18として上野方面に折り返しますが、流石にこのスジを上野に返すことはできないため…という以前に休日夜ダイヤも大きく変わっているのが現状。

17時台に成田空港を発車する列車は改正後3本ありますが、上野行きの列車はありません。さらに全てが都営車による運用。いやー衝撃です笑
ちなみに現17A18は快速特急に繰り上げ、京成成田始発になったうえで18A24という列車になっています。

西馬込に戻ってきた後は05Tと25Tの間のような時刻でマゴロで2往復、2120馬込到着後に入庫となります。




k15

休日15T(馬込605→馬込1019)

さてさて、全ダイヤを通して唯一のマゴロで丸ごと終わる運用。マゴロを6往復するだけで入庫です。
現在の15Tも同じく朝マゴロをするだけの運用ですが、余裕時分の追加に伴いこれにもてこが入れられいます。




k17

休日17T(馬込632→文庫2051)

816Tで羽田空港に戻ってくるまでは現在とあまり変わりません。但し各駅での停車時間が若干変わっているほか、京急蒲田駅で3分の停車時間が取られていて所要時間は若干伸びています。

京急蒲田で3分の停車があるのは先行の✈急行が接近しているためかと思われます。

羽田空港で京急車と運用を入れ替え、9D相当で17Tは逗子方面に向かいます。(京急側は9D→67H)

残念ながら41T時代よりは1往復減ってしまい4.5往復ですが、残ってくれただけでもありがたいですね笑




k19

休日19T(馬込726→品川2410)

出庫時間が変わった運用です。現行の719Tが09Tの運用に置き換わったためでしょう。

現715Tで出庫、814Tまで同じ流れを汲みます。折り返しは現809Tbで印旛日本医大へ向かい、同じく印旛車両基地に一旦入庫します。

出庫は現在の09Tではなく19T相当での出庫になります。

そして2319Tの行先が品川から泉岳寺へ。これにより唯一の泉岳寺行として残っていた先発の普通列車は行先が品川までに。

土休日の六郷土手~北品川間の普通列車しか止まらない駅は、1日を通して普通品川行しか走らないことになります笑

そして京急本線全駅に止まる列車が消滅することにもなりますね。

さて、元々2319Tは品川到着後一旦新品川に回送され、そのまま品川停泊になっていました。ところが今回改正で泉岳寺行になったことで品川停泊分が…と、そこで誕生したのが


2418T(泉岳寺2408→品川2410)

その分はもう一度持ってくればいい、と。

泉岳寺始発の普通品川行は何年振りの復活でしょうか。また都営車による普通品川行も何年振りの復活でしょうかね。

この車両がどういう動きをするかは分かりませんが、品川1番線到着後に新品川まで引き上げる姿を撮影できるならばそれも珍しい光景に。




k21

休日21T(馬込802→羽田2406)

820Tまでは現行と同じ。折り返しが快特印旛日本医大行から✈急行青砥行に変わります。

この時間帯の上り列車数本が快特から✈急行に置き換えられた影響で、現921Tの泉岳寺以北は941Tが引き継いでいます。

その後は羽田~青砥の運用に。運用1周2時間っていうのは現在の青砥エア快と変わりませんね。
青砥での折り返しは27分ほど取られていましたが(06分着~33分発)、改正以降は13分に短縮されています(55分着~08分発)

停泊場所を含めて現在の17Tと変わりませんね。





k23

休日23T(馬込1647→印旛2357)

いやぁ回1923Tが無くなるのは非常に寂しいです。がこれで回送列車が営業列車になり乗車機会の向上に繋がるのはとても素晴らしいことだと思います。

出庫からマゴロ1往復は1605Tb~1704Ta、1711T~1910T/2110Tをそのまま引き継ぎます。1910T/2110Tの高砂での種別変更もそのまま残っています。

変わるのは羽田空港到着後で、ここで現11Tと現37Tが入れ替わります。

現11T(2204/2208):4分・現37T(2209/2218):11分と、05T13Tと同じく不均衡でした。そこで
新23T(2205/2217):12分・新37T(2158/2205):7分と入れ替えることで、均等化を図ったと思われます。もっとも、新37Tが10分繰り上がっていますから、現行通りの組み方だと
仮23T(2205/2205):0分・仮37T(2158/2217):19分…いやー流石にこれはキツいですね笑


現37Tは快特、新23Tは✈急行ですが、所要時間は1分しか変わっていません。これの理由はとても簡単。現37Tが蒲田・品川でアホらしいくらい停車時間を取っていたからなんですね。

蒲田では3分(2226/2229)、品川では4分(2236/2240)で合計7分も無駄な時間を使っていたわけですから、青物横丁・立会川・平和島・糀谷・大鳥居・穴守稲荷・天空橋の7駅で綺麗に1分づつ増やして加減速分を考慮して…と。

今回は種別格下げが多い改正になりましたね。




k25

休日25T(馬込1713→新町2342)

この時間に出庫させるのは16時半以降の本数を現在と同じ本数に確保するためで、その影響で快速→マゴロ→快速の枠から外れてしまった京成車による普通泉岳寺行が2本連続で運転されるなんていう事態も起こっています笑
(ちなみに17時台西馬込発の列車は9本ありますが、うち7本が京成車、残りの2本が都営車という布陣になっています)
(なお普通泉岳寺行が6本、快速成田空港行が3本で合計9本。うちそれぞれ1本づつが都営車、残りが京成車です)

現在の1783K~1982Kの流れを汲みます。1982Kは高砂止、1分接続で1902Kが西馬込に向かうことになっていましたがこれを1本の列車に。代わりに1902Kが高砂止になっています。

03Kは西馬込で16分の折り返し、印西牧の原行となっていましたが

現27T(2133/2138):5分・現03K(2127/2143):16分
新25T(2128/2134):6分・新05K(2134/2142):8分

とこちらも均等化。運用整理のなかで折り返し時間の均等化を図っている列車が多いですね。


2224T(泉岳寺2207→逗子2304)

現27Tは泉岳寺到着後、21Tの続行で羽田空港行になっていましたがそこを入れ替え。

現2020Tは2044Tとなり同時刻で羽田空港へ。京急蒲田の時点で現2126Tに重なっています。

その分新2224Tが京急線横浜方面まで下ります。といっても行先は久里浜ではなく逗子葉山。平日の841Tが✈急行になったことにより、この2224Tが唯一の特急逗子行になっています。

逗子到着後は折り返し特急新町行、新町到着時刻は現2321Tと変わりません。




k27

休日27T(宗吾521→馬込933)

526T(宗吾521→羽田720)

京急線内"のみ"種別格下げになったことに伴い、快速/✈快特/✈急行というパターンに。

品川到着時刻は変わりませんが、そこから怒涛の停車ラッシュで到着時刻は17分遅くなっています。

そのくせ27Tが羽田空港で折り返し時間を20分取ってることもあって、727Tは元の時間で泉岳寺へ。

926Tで馬込に到着後、折り返すことは無く入庫になります。




k29

休日29T(羽田523→印西723)
数少ない改正前後で変更が無い運用です。特にいうことなしです笑



k31

休日31T(文庫533→泉岳寺2429)


531T/630T(文庫533→蒲田614/616→羽田626)

改正で特急から✈急行に種別格下げ、格下げされた途端10分繰り上がった挙句上大岡で特急成田空港行(557H)の待避をします。

急行羽田空港行と特急成田空港行が待ち合わせするという京急らしい光景が広がりますね。

それ以降は都営・京成線内の種別格下げ以外2330Tまで変更点はありません。


2330T(印旛2314→泉岳寺2429)

現2330Tは印牧止、そこからは2335Tのような流れに。矢切でアクセス特急(2350H)を待避します。




k33

休日33T(印牧538→馬込949)
こちらも休日29Tと同様変更がありません。




k35

休日35T(馬込921→浅草橋2429)(SKY)
出庫から入庫まで何もかもが違います笑

904T(馬込917)と入れ替わるような形で出庫してくる休日35T。そこから現13Tに沿ってマゴロを1往復します。

そこからは57Kに乗っかって成田空港まで1往復。1679Hに+αで成田まで向かいます。

京成成田到着後は成田空港まで回送、折り返しアクセス特急になります。現07K(2)の出庫分から都営車の運用になるということに。

ちなみに現07Kは西馬込到着後成田空港まで戻るわけですが、その分も都営車の運用に。ただ35Tではなく43Tがその役割を担います。

その後はマゴロで4往復。03Tの部分でお話した通り、2205K~2304K~2305Kがそのまま35Tの運用になります。

折り返しは現2426Tで浅草橋へ。この辺りは現27T・現35T・現51Hが複雑に種別変更・時刻変更を繰り返して時刻変更をほぼしないながら運用変更が起こっています。




k37

休日37T(蒲田2147→馬込2420)

2010年の改正で誕生した、夜新町出庫→✈快特→北総行の運用。

ちなみに2010年5月改正時点では、蒲田→羽田が✈急行・羽田→品川が✈快特、そこからが普通。当時は国際線もありませんでしたから、羽田から品川までは無停車でした。

10年以上続いてきたその運用もこれで幕を下ろします。

蒲田発車が現行より10分繰り上がりますが、鶴見待避が消えるのかそれとも何か新しいことができるのか…。

そこからは2211T・2310Tを辿って西馬込へ。




k39

休日39T(印旛627→馬込756)

これも改正前後で変更はありません。




k41

休日41T(印旛805→印牧2156)

出庫は現41Tと同じ、羽田からの折り返しは21T・37Nを辿る形に。現37Nは出庫から入庫までを丸ごと41Tに吸収されています。




k43

休日43T(馬込1841→SKY2154)(SKY)

改正から新規設定の休日41T。マゴロを2往復した後、現2007K相当のアクセス特急で成田空港へ向かいます。

成田空港到着後は恐らく宗吾まで回送になるかと思われます。




k45]

休日45T(印牧2035→馬込2431)

こちらも改正新規の休日45T。現2020T相当で出庫、2020Tと2126Tに乗っかって羽田空港へ。

現2227Tで高砂へ向かい、2350Hで帰ってきます。2350Hはアクセス特急なんですが、なんかもう上でも書いた通り現27T・現35T・現51Hが複雑にからんでて…。





これで休日編はしっかり解説できましたでしょうか、如何でしょうか…?平日版と比べて解説の仕方が違い過ぎるじゃねぇか、と。休日版は改正前後でどの運用から置き換わったか、の説明が多かったですね…。

さて、高砂第一工廠さんでは北総の運用表が公開されているということで、残りは京成と京急…。

さぁ、だれか作ってくれませんかね?

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と、いうことで今回はこの辺で。
いじょう!!!

#都営車運用解説 番外編 詳細解説(?)編①

カテゴリ:
2022.11.29追記
※重要:この記事に出てくる運用は既に過去のものになっています。運用表に関しても現在のダイヤのものとは異なりますので十分ご注意ください。


ー---------



さて、今回の記事では

1.スカイアクセス線絡みのお話。
2.夜出庫運用のお話。
3.運用番号の謎のお話。
4.停泊のお話。
5.個人的ネタ運用のお話。(平日ダイヤ)

の順番で話を進めていきます。各項目の前には大きく空白を開けておくので、気になるところまでは飛ばしていただいて。


さてさて、昨日から数時間かけて平日・休日ともに運用表を仕上げてまいりました。
ただ回送列車に関しては時刻が分からないため、今回は推定ではなく記述しない、という形に。
1運用づつ記事を分けて書いて行こうかなーって思ったんですけど、自分が分かりやすいように1つの記事に纏めようと思います。

まずは全体的な講評(?)から。

何といってもやはりアクセス線に入る運用が誕生したことが一番大きいかと思います。
高架化や線路切り替えを除くと、新たな路線に足を運ぶことになるのは…2000年の印旛日本医大延伸以来だったりしますかね?笑

京成側がかなり賑わう分、寂しくなるのが京急線です。
三崎口乗り入れは平日朝の1往復のみに減便。今まで07T・19Tとして走っていた列車は09T・21Tと運番を変え、ほぼ同じ時刻で久里浜折り返しに変わっています。

また休日に至っては21Tが時間を変えて25Tに変更になり、目的地は逗子・葉山に。
新たに『特急 逗子・葉山』が金沢文庫以北でも見られるのは嬉しいことですが、休日は金沢八景以南の京急本線には乗入れなくなります。

更に後述しますが、唯一の三崎口乗り入れである平日31Tは品川停泊、品川停泊明けの03Tは平日・休日共にスカイアクセス線運用のため、恐らくこの改正を以て5300形は京急久里浜以南から完全撤退になるかと思われます。


さて、もっと語りたいことは多いのですがあまり長すぎると飽きちゃうんで、さっそく行きましょうか。





それではまず、平日・休日全運用の運用表を↴

h01-09

平日01T~09T

h11-17

平日11T~17T

h19-31

平日19T~31T

h33-47

平日33T~47T

h49-65

平日49T~65T

k01-07

休日01T~07T

k09-15

休日09T~15T

k17-25

休日17T~25T

k27-35

休日27T~35T

k37-45

休日37T~45T















ーーー01.スカイアクセス線絡みのお話。ーーー



冒頭でもお話した通り、今回の(個人的)目玉である都営車のスカイアクセス線乗り入れ開始。
一般車とSKY車で運用が厳格化されている京成と違って、京急・都営は柔軟な運用が組めるのが特徴です。
実際現行ダイヤでは京急車の平日83HがSKY経由で成田空港へ、折り返して京成本線で西馬込へという運用の流れに。

今回はそれをえげつないレベルで追い越してきた都営車。

まず、アクセス線絡みの運用が
平日03T(4往復)
平日11T(1往復)
平日19T(3往復)
平日33T(上り1本)
平日43T(1往復+下り1本)
(合計10往復)

休日03T(5往復)
休日35T(上り1本)
休日43T(下り1本)
(合計6往復)


と平日・休日合わせて合計16往復。
『上り1本・下り1本』ってのがありますね。その前後の流れを見て行きましょう。


平日1732T(SKY成田空港17:25→羽田空港19:17)
は折り返し前の1533Tが西馬込始発の快速京成佐倉行。京成佐倉16:46着です。
16:49に特急成田空港行(15A03・空港17:12着)があるので、恐らくそれの続行で回送ということになるでしょう。


平日843T(羽田空港8:52→SKY成田空港10:57)
は折り返し後の1642Tが京成佐倉16:34発の快速京成高砂行。
10:57に着いたあとは宗吾参道でお昼寝になりますかね。


休日1834T(SKY成田空港18:29→西馬込20:10)
は折り返し前の1635Tが西馬込始発の快速京成成田行。京成成田18:04着です。
後続列車とも間隔が開いているため、到着後はそのまま回送になるかと思われます。


休日2043T(西馬込20:11→SKY成田空港21:54)
は折り返し後の…………。ん?折り返し列車が存在しない……。
この列車、折り返し回送で宗吾参道入庫になるかと思われます。いやまさか休日の入庫運用がスカイアクセスから来るとは思わないでしょ笑


てな感じで平日上下1本・休日上下1本がそれぞれ本線⇔SKYを回送で行き来する運用になっています。
5500形で京成成田~成田空港間の回送が設定されるのは恐らくこれが初めてのはずで、新規で空港第2ビル駅の通過シーンが撮影可能になります。

また1732T・843Tは共に京成成田を通過できる運用になっていますが、果たして通過するのかはたまた運転停車をするのか…といったところも気になります。



そして今回の京成はスカイライナー誘導が激しく、始発駅の時点では成田空港行であることを隠して走る列車がかなり設定されています。

都営車だと、
平日1843T→1943T(羽田空港18:32→京成高砂19:38/19:39→SKY成田空港20:35)
が該当。
羽田空港の時点では✈急行京成高砂行、品川からは各駅に止まります。そして京成高砂に到着すると急にアクセス特急に種別が変わり、成田空港を目指すことになります。

残念ながら能無しなので『何故そうなるのか』についての解説ができないのが残念なところ。
憶測ですが、現在のダイヤと比較した結果押上線内を各駅停車で走らせなければー、みたいな感じなんでしょうね。知らんけど。


と、スカイアクセス線についてはこんなところでしょうか。平日の京急車運用が無くなるのは寂しいですが、その分都営車の運用が一気に平日で10往復まで増えたのは驚くべきことです。















ーーー02.夜出庫運用のお話。ーーー



このブログ、僕のTwitterをよく見ていただいている方なら僕が休日23Tにどれほどの因縁があるかがよくお分かりかと思います。
この休日23Tというのが現在のダイヤで唯一泉岳寺~押上間を回送で走る列車でして、✈快特の停車駅である三田・大門なども通過してしまうという列車。
動画鉄の僕はその通過シーンを5300形で撮るべく幾度となく挑んできたのですが、あるときは6連敗という結果に。

この休日23Tは休日に2運用ある夜出庫のうちの1つで、もう1つは出庫後ひたすらマゴロしてそのまま入庫する休日25T。

これが平日になると、53T~65Tまでの7運用が夜出庫運用になります。
中には55Tや63Tなど、皆さんよく狙いに行かれている運用もあるのではないでしょうか。

さて、今回の改正ではその夜出庫運用にも大きな変化が訪れることになりました。

まずは平日から。
今回改正では出庫運用の列番は53T~65Tまでで変わらないものの、55T、57T、…65T、53Tの順で出庫になり、53Tの出庫時間が一番遅くなるという結果に。順番通り出庫はしてくれません。

そして夜出庫運用は北総線方面への列車が多かったのですが、今回は出庫後そのまま京成線へ向かう運用が2つできました。

1655T(西馬込16:13→成田空港18:14)
1659T(西馬込16:32→京成佐倉18:07)

1655Tに至っては成田空港到着後、折り返し西馬込行でそのまま入庫ということに。しかもその西馬込行が初設定の
『快速特急 西馬込』
と来たもんですからこれはもうとんでもないネタ運用になりますね。

1往復ですし、停泊も絡みませんし、夜出庫なので朝入庫した電車がそのまま充当なんてこともありますし…いやーこれは面白い。5300形での快特西馬込が見たいところです。


そして現行27Tと55Tの意思を継いだのが平日61T。出庫、泉岳寺行、折り返し羽田空港行、そのまま逗子方面へ。
今回改正では平日夜に2運用逗子線方面への運用がめでたく残存することになりました。



平日は出庫時間はそこまで変わらず、出庫後の形態が変わったにすぎませんでした。ところが大きく変わったのが休日。元々休日の夜出庫は23T・25Tがあるのは上述した通り。

出庫時間は23Tが19:30頃、25Tが20:00頃となっていました。

今回改正では23Tの出庫が16:47・25Tの出庫が17:13・そして43Tという新たな出庫運用が誕生することに。

…そうです、休日43Tは①で紹介した、SKY線経由で宗吾参道に入庫する運用。出庫後そのまま成田へ…ではなくマゴロを2往復挟むものの、実働時間は3時間に満たないほど。

元々現行ダイヤでは休日で一番数字が大きい運番は41Tだったので、運用が増えることになりました。ちなみに43Tのほかに20:35に印西牧の原を出庫する45Tという運番もできています。

元々の休日23T・25Tは出庫後浅草線内を細々走っているだけの運用でしたが、改正後の23T・25Tはそんな甘いもんじゃありません。

23Tは出庫後成田空港・羽田空港に足を伸ばして印旛日本医大に入庫。25Tは出庫からそのまま成田空港へ向かい、折り返し西馬込に戻ってきます。これじゃあ平日55Tと変わらんじゃないか…と、そこで更に泉岳寺に戻り、京急線方面へ。

行先は

『特急 逗子・葉山』

大体21Tの代替のような感じで設定された
2224T 泉岳寺22:07発特急逗子・葉山行。
夜青横でバルブするぞ~ってなったら日が暮れる前に馬込に様子を見に行き、25Tを出してる車を確認する…ってことになりますね笑

出庫時間が早まったと同時にとんでもない運用になってしまいました笑

夜出庫運用に関してはこんなところでしょうか。















ーーー03.運用番号の謎のお話。ーーー



まずは現行ダイヤのおさらい。
現行ダイヤでは

平日
01T~33Tが07Tを除き都内出庫(馬込・泉岳寺・品川・浅草橋のいずれか・07Tは宗吾、17Tは羽田)
41T~51Tが他社の車庫を出庫(41T・43Tが文庫・新町、45T~51Tが北総)
53T~65Tが夜の出庫。
35T~39Tは欠番になっています。

休日
01T~21Tが都内出庫
23T・25Tが夜出庫
27T~41Tが他社の車庫を出庫(27Tが宗吾・29Tが羽田・31Tが文庫・33T,35T,39T,41Tが北総・37Tが新町)
43T以降はありません。

とルール分けがほぼ綺麗になされています。

ちなみに平日は馬込・北総出庫共に、休日の馬込出庫便は出庫時刻が早い順に運用番号が割当られています。

平日の朝最後に馬込を出庫するのは33Tで7:25
休日の朝最後に馬込を出庫するのは21Tで8:02

となっています。

今回の改正でそれが大きく変わることになります。



1つ目は、平日35Tの誕生。
平日35Tは馬込5:53出庫の運用。

19Tが馬込5:42、23Tが馬込6:14の出庫なので、その間になります。
19Tと23Tの間なら21Tにすればいいじゃん!ってなりますよね。
その21Tの出庫は馬込9:18………?????

平日朝はとにかく列車を走らせてお客さんを運ぶ必要があるから早くに出庫して動き回るのに、こんな遅い時間に出庫する運用、現行ダイヤには存在しません。

なぜ21Tがこんな遅い時間になり、35Tが設定されているのかは分かりません。35Tは出庫後印旛日本医大まで向かい、折り返しは特急西馬込行として入庫します。

現行13Tのマゴロ分1往復を削った形になります。





続いて休日35T・休日43T・休日45Tの謎。

今回の休日ダイヤでは41Tまでではなく、新たに43T・45Tが設定されています。

今まで通りのルールだと33T以降が41Tまで37T以外の4本が北総出庫なので、じゃあ北総出庫運用が2本増えて43T・45Tが割り当てられたんだろう、と。

いえ、違います。

改正後の休日は
09T:919入庫
23T:2357入庫
29T:723入庫

33T:538出庫
39T:627出庫
45T:2035出庫

41T:805出庫2156入庫
と、出庫が4本・入庫が4本で現行と変わりありません。

45Tは北総出庫ですが、本数は現行と変わっていません。

どこが変わったのか。まず出庫のところ、35Tと43Tがありません。

35Tの出庫は馬込10:03
43Tの出庫は馬込18:41

この2運用は何故か出庫が馬込になっています。

仮に『北総出庫の運番を変えると向こうに迷惑が掛かる…』とか思ってたとするならば北総出庫の45Tを新規に作ることは無いので、ここも謎が深まるばかりです。

ちなみに33Tの馬込入庫が9:55、35Tの馬込出庫が10:03なのでやろうと思えば続けての運用もできますね!笑


と、こんなところでしょうか。














ーーー04.停泊のお話。ーーー


さて、03では北総線内停泊の話をしてきましたが、04では『前日と翌日の流れ』についてを。
平日の若番から順番に見ていきましょう。

なお印旛日本医大・印西牧の原への停泊は翌日の流れが曖昧なので、あくまで憶測になります。
現在、印旛車両基地での停泊は
57T 2022/31T 2323 → 47T 0653/35T 2309
65T 2036/29T 0723 → 49T 0759/39T 0615
59T 2155/09T 2217 → 51T 0816/41T 0808
となっています。

一覧ですが、分かりにくいので下に表を作りました。

平日03Tは品川出庫、SKYに絡み、印旛に23:20に到着。
平日05Tは浅草橋出庫、馬込入庫。
平日07Tは宗吾出庫、馬込入庫。
平日13Tは泉岳寺出庫、馬込入庫。
平日15Tは印牧に24:17に到着(車庫ではなく駅留置と思われる)
平日17Tは羽田出庫、宗吾入庫。
平日21Tは印牧に22:25に到着。
平日31Tは品川入庫。
平日41Tは文庫出庫、馬込入庫。
平日43Tは新町出庫、SKYに絡み、馬込入庫。
平日45Tは印牧625(車庫ではなく駅留置と思われる)
平日47Tは印牧652、現在の55Tと同じスジなので恐らく新町入庫。
平日49Tは印牧759。
平日51Tは印牧733、泉岳寺入庫。
平日53Tは浅草橋入庫。
平日57Tは羽田入庫。
平日61Tは恐らく文庫入庫。
平日65Tは印牧22:45

休日03Tは品川出庫、馬込入庫(SKY)
休日05Tは浅草橋出庫、馬込入庫
休日09Tは印牧9:19入庫
休日11Tは泉岳寺出庫
休日17Tは文庫入庫
休日19Tは品川入庫
休日21Tは羽田入庫
休日23Tは印旛2357(改正前と同じく駅留置と思われる)
休日25Tは新町入庫
休日27Tは宗吾出庫、馬込入庫
休日29Tは羽田出庫、印牧723入庫
休日31Tは文庫出庫、泉岳寺入庫
休日33Tは印牧538(改正前と同じく駅留置と思われる)
休日35Tは浅草橋入庫(SKY)
休日37Tは新町出庫
休日39Tは印旛627出庫
休日41Tは印旛805、印牧2156
休日43Tは宗吾入庫(SKY)
休日45Tは印牧2035

teihaku

この中で北総が特に曖昧です。

例えば
平日31T→(品川)→平日03T(SKY)→(印旛)→休日41T→(印旛)→平日47T→(新町)→平日43T(SKY)
みたいに4連泊みたいな流れになっちゃうこともあるので、北総の縦3つは相互に入れ替わる可能性があります。

こう見ると、そんなに多くないとはいえスカイアクセス線絡みの停泊が幾つかありますね。

まず5300形で完全に見られなくなるのが平日31T・休日19T。
停泊明けが全日SKYなのはここだけなので別の運用は5300形でも充当が可能です。

序盤で話した通り、唯一の三崎口乗り入れになる平日31Tはこれを以て充当が不可能になり、乗り入れが終了することになりそうです。















ーーー05.個人的ネタ運用のお話。ーーー
さてさて、ここまで長いことご覧いただきありがとうございます。
ここからは個人的なネタ運用についてお話させていただきます!!!

平日01T(馬込500→馬込2053)

600T(印旛633→羽田829)
印西牧の原に6:36に到着。6:41の発車までにアクセス特急に抜かれます。
このアクセス特急は都営車による運用(602T)で、印西牧の原での都営車同士の追い抜きが早朝から実施されます。
八広では北総線特急(628N)に追い越されます。

1101T→1300Tの折り返し時間(13:14→13:29)ではスカイアクセス線から来た1103T→1302T(13:18→13:24)と並びます。

1600T(泉岳寺1615→羽田1634)
現1652Tの流れを引き継いだ1600Tは、改正後も変わらず平和島で先を走るエアポート急行を追い抜きます。
現在のダイヤで追い抜くのは北総車ですが、今回の改正で追い抜く車両が京成車(1576K)に変わります。

1601T(羽田1639→空港1838)
現行だと折り返しは印旛日本医大行ですが、今回の改正では成田空港行に変わります。

この成田空港行は改正後唯一の『下り快速特急』になります。
唯一というのも、今回の改正では浅草線から京成線に直通していた快速特急の一部列車が種別格下げとなるためで、長年京成本線の代表だった『快速特急 京成成田』も今回改正で見納めになります。

ちなみに1601Tは京成成田~空港第2ビル間で上り快速特急の1854Tとすれ違います。

1601Tの京成佐倉到着が18:19、直前の1659Tが京成佐倉18:07/19:06で折り返しの1時間をどうするかは分かりませんが、この時間は京成本線がかなり賑わいますね。

1800T(空港1849→馬込2053)
京成佐倉19:13発のこの列車、佐倉時点で僅か7分前に同じく都営車の1958Tが佐倉を発車。ギリギリ並ばないのが惜しい!!!





平日03T(品川457→印旛2320)(SKY)

403T(品川457→SKY615)
途中で列車を追い抜くことはありません。残念っ!

602T(SKY620→馬込751)
上述の通り印西牧の原で600Tを追い抜き、八広では608Tを追い抜きます。

703T(馬込754→SKY941)
新鎌ヶ谷で729Tbを追い抜きます。成田湯川駅到着直前に918Tとすれ違います。

01Tでの紹介の通り、1103T→1302Tでは成田空港で2本の都営車が並びます(願わくば縦列停車)





平日05T(浅草橋500→西馬込1015)

804T(印旛809→馬込930)
いやー05Tの特急ですか、いいですね。最高です笑
八広では748Tを追い抜きます。


平日07T(成田619→馬込2334)
いやぁぁぁ!!!これっすよ!!マジでたまらん。
八広では700Hを追い抜きます。今回1Hが朝っぱらから設定されている&日中SHに充当ということで驚き桃の木。
羽田空港第3ターミナルで809T普通京急蒲田行とすれ違います。

1707T(押上1753→印牧1842)
羽田始発だった1725N相当のスジ。八広で1711T(アクセス特急)に追い抜かれます。

1906T(印牧1905→新鎌ヶ谷1920)
いやぁまさかこのローカル運用に都営車の持ち分があるとは思いませんでした。





平日09T(泉岳寺525→馬込2402)

509Tb(馬込548→高砂638)
この列車自体はネタでもなんでも無いんですが、509Taは営業車では設定が無い。つまり今までのダイヤと同様に西馬込→泉岳寺間回送の509Ta列車が設定されていることになります。

608T(高砂657→羽田807)
03Tでの紹介の通り、八広で602Tに追い抜かれます。

809T(羽田811→蒲田823)
807Tから普通蒲田行の座を引き継ぎました。またこれ以降のスジは1606T~1707Tの久里浜⇔三崎口が削除された以外今の07Tと誤差数分以内にとどまる程度になっています。

1608T(新町1656→久里浜1739)
1809T(久里浜1808→印旛2035)

その分久里浜での停車時間が30分に…これは…笑
多分中線到着だと思うんで、そのまま30分居座るんじゃないかなーって思ってます。
17:39→18:08の久里浜発上りは17:45(特急泉岳寺)・17:58(快特品川)の2本。三崎口方面からの接続はありません。
そして1707Tのときにもあった矢切でのスカイライナー待避は今回も残存のようです。





平日11T(馬込508→馬込2432)(SKY)

1410T→1510T(空港1429→高砂1541/1547→羽田1650)
化け快速。今回多いんっすよねぇ…

1711T(羽田1700→SKY1858)
07Tでの紹介の通り八広で1707Tを追い抜きます。新鎌ヶ谷では1677Kを追い抜きます。1677Kは羽田空港を13分前に出た列車で、折り返し前の1576Kは平和島で1600Tに追い抜かれているのは上述した通りです。

成田空港到着後は一旦宗吾まで回送されますかね。ここで東成田留置とかだったらマジで腹抱えて笑うんですけど。





平日13T(馬込517→馬込949)

数少ない浅草線内限定運用。
512Tb(泉岳寺538→馬込550)
512Taは回送。泉岳寺停泊の運用ですね。現行ダイヤと変わっていません。
改正前は北総線まで足を伸ばし特急運用に入っていましたが、今回の改正ではトンネルの中を行ったり来たりするだけになります。





平日15T(馬込527→印牧2417)

いやーしぶとく残りますね。朝の出庫→羽田行。
種別格下げこそされたものの(といっても快特なので2010年以前とは変わらないが)未だに朝から空港アクセスに一役買っています。

914T(印旛916→新鎌ヶ谷934)
新鎌ヶ谷行2運用目。こちらは印旛日本医大始発です。

1614T(印牧1617→羽田1806)
新鎌ヶ谷でアクセス特急(1618T)に追い抜かれます。

1815T(羽田1812→成田2006)
特急成田行、ここに復活です。5500形としては初めての設定になります。いやー最高っすね笑





平日17T(羽田523→成田2408)

716T(印旛715→羽田907)
八広で732Nに追い抜かれます。

2116T(泉岳寺2140→羽田2209)
元々の77Kのスジを引き継ぐ形で都営車の運用になりました。
2176Kは平和島で後続の列車を待避していましたが、2116Tは残念ながら平和島待避は無くなってしまいました。

2217T(羽田2214→成田2408)
最近の総車での京成・都営向けの新車があった時、2277Kは平和島でそれを追い抜きます。
次の改正以降その相手は京成車ではなくこの2217Tになることに…!

品川からはエアポート快特になります。このエアポート快特 京成成田行も今回が初の設定です。
そして本題はここから。

祝!都営車の通勤特急復活!!!いやー嬉しい。嬉しすぎます。マジで嬉しいです。

高校卒業して時間制限も緩くなるので、いやーこれは撮りに行くしかないですねぇぇぇぇ!!!





平日19T(馬込542→馬込1838)(SKY)

1618T(SKY1604→西馬込1738)
新鎌ヶ谷で1614Tを追い抜きます。





平日21T(馬込918→印牧2225)

ん-まずは出庫時間の遅さが気になります。

920T(泉岳寺940→羽田1006)
現在の822Tの泉岳寺以南を引き継ぐ形で羽田空港に向かいます。822Tの泉岳寺以北は886Kが引き継ぐことになり、行先は西馬込に変更されています。
1023T相当の時間で印旛に入庫し、1718T相当の時刻で出庫することになります。

1720T(印牧1714→久里浜1940)
遅れ常習犯でしょっちゅう久里浜止になっていた1718Tの久里浜以南をカットする形になりました。

先ほどの09Tも久里浜止になったことで、夜時間帯の三崎口乗り入れは消滅することに。また普通久里浜行の設定が休日から平日になったのと同時に、普通三崎口行が消滅しています。
奇しくも元々土休日に設定されていた特急久里浜行が21Tだったので、新鮮味は若干薄いかもしれません。

11Kに変わる09Kと異なり久里浜での停車時間が短いので、これも恐らく久里浜中線で長時間停車ということに。

2021T(久里浜2008→印牧2225)
久里浜以北から見れば快特印西牧の原行で何ら変わりありません。現行ダイヤだと印牧到着後折り返し西馬込行として運転されていましたが、今回改正でその1本が2258Tに変わり、21Tは印牧入庫になっています。





平日23T(馬込614→馬込922)

現行の25Tスタイルですが設定時刻は40分ほど早まることに。

八広で704Kの待避をします。





平日25T(馬込650→馬込1024)

線内限定運用です。13Tが停泊運用なので、停泊が絡まない線内限定運用はこの平日25Tが唯一になります。





平日27T(馬込700→馬込1858)

727Tb→827T(馬込744→高砂839/840→佐倉1035)
現行の727Tbをそのまま高砂まで辿りますが、そこから先が変わります。
現行の729Tbが京成本線から北総線運用にシフトしたことで京成本線下りの本数が1本開き、そこに高砂止だった727Tbが快速として乗り入れる形になりました。
元々727Tbは青砥→高砂の1区間に4分掛ける鈍足列車だったのですが、この改正ではその部分が青砥での停車時間にシフトされ、駅間での無駄な時間が削減されています。

ちなみに729Tbが北総線運用にシフトした結果、元々北総線に直通していた781Kは高砂止、入庫になっています。

926T→1026T(佐倉948→高砂1033/1035→羽田1130)
化け快速の高砂以南は普通西馬込行のパターンが多いイメージですが、この列車はデータイムの京急線に突っ込んでいく形に。





平日29T(馬込707→馬込1053)

現在京成本線でブイブイ言わせている29T、改正以降は寂しくなります。
まず原因として上記の27T・81Kと運用の持ち替えを行ったこと。これにより京成本線に乗り入れることが無くなり、快速運用から去ることになりました。





平日31T(馬込716→品川2404)(翌日SKY)

1531Tの佐倉までほぼ今までと変わらないスジで進んでいきます。但し京急久里浜での停車時間が若干伸びることになります。
31Tは改正以降唯一の三崎口乗り入れとなるわけですが、先ほどから何度も申している通り翌日がSKY運用なので、5300形は。

1531Tは数年前に成田行から成田空港行に延長され、その時に折り返しが特急西馬込行になっていました。しかし今回の改正でそれが佐倉に短縮され、折り返しも快速になっています。





平日33T(馬込725→馬込2353)(SKY)

いやー!!個人的には一番この運用が気になっています。

833T(馬込805→高砂859)/1033T(高砂1042→空港1154)
一旦高砂に入庫後、『下り列車として』出庫する都営車の運用が登場。つまり高砂駅下りホームに検車区から逆入線してくることになるんですね。
恐らく3番線入線になるとは思いますが、新たな写真の撮り方になるのではないでしょうか。

高砂発車の4分後に高砂止まりの普通列車が来るのでそれと接続させてもいい気がしますがねぇ…。

1533T(馬込1513→佐倉1646)
この列車、佐倉到着後に成田空港まで回送されます。
佐倉1649発の特急成田空港行(15A03)があるので恐らくそれの続行で回送になるかと思います。

京成成田・空港第2ビル駅を通過する回送の設定はこれが初めてです。成田って通過するんですかね?

1732T(SKY1725→羽田1917)
1933T(羽田1922→佐倉2130)

スカイアクセス線経由で羽田に来たと思えば折り返しは本線経由で佐倉行。自由過ぎます笑

エアポート急行佐倉行きは久しぶりの復活。ただ5500形では前回設定時は『佐倉』の省略表記だったので、完全幕になってからは初めての設定です。

2132T→2232T(佐倉2130→高砂2115/2116→押上2228)
いやー!これ快速押上行で見たかった笑これも全区間通してみればネタ運用すぎますね笑
化け快速は何度も言う通り西馬込行、合っても羽田空港行ってとこでしたがまさかの押上行に変わると笑





平日35T(馬込553→馬込909)

印旛に1往復しかしないものの、その帰りは特急西馬込行という運用。

734T(印旛746→馬込909)
八広で736Nを追い抜きます。





平日41T(文庫550→馬込1046)

現行の41Tとあまり変わりありませんが、細々したところが変わっています。

641T→740T(逗子604→羽田714)
モーニング・ウィング1号の待避駅が金沢文庫から上大岡に変更になっています。

741T→740T(羽田717→逗子827)
元々文庫で列車が分かれており、エアポート急行金沢文庫行と特急逗子・葉山行でしたが流石に分ける意味も無いということなのか、今回の改正でこれが1つの列車になります。

元々、
文庫809/817、八景819/820だったのが、
文庫810/814、八景816/820になり、2駅での停車時間が均等になっています。
また八景で待避する702Cは4+4の特急で、変わった列車同士の待避になりそうです。

1040T以降のマゴロだった部分は丸々削除、早々に入庫になっています。





平日43T(新町506→馬込2214)(SKY)

この運用、SKYに絡むだろうなーとは思ってましたがまさか543Tではなく843Tがそこに当てはまるとは。

843T(羽田852→SKY1057)
元々のスジを押上までほぼ踏襲します。そこから先のスジをどこから持ってきたかというと、三崎口発だった783Hです。
今回の改正で783Hはスカイアクセス線ではなく京成本線を佐倉まで進む運用に変わり、その分開いたSKY運用が843Tにシフトされたという形に。

783Hが京成本線に来た影響で、元々同じ時間帯で京成線へ向かっていた963K/1063Kが北総線への運用に変わりました。

成田空港到着後は現在の783Hと同じように京成本線方面へ回送。但しここで宗吾に入庫することになります。

1642T→1742T(佐倉1634→高砂1720/1723→羽田1832)
1843T→1943T(羽田1832→高砂1938/1939→SKY2035)

えーっと、上の化けは分かるんですよ。上でも何回も化けてますから。ただ下なんですよね。
八広で後続待避してたりしないかなーなんて思いましたが流石にそれはありませんでした。





平日45T(印牧628→馬込2423)

845T(馬込800→印旛940)
小室で3分停車、この改正から正式に待避線としての使用が始まる模様です。

1444T(空港1449→高砂1601)/1944T(高砂1944→馬込2032)
先ほどの33Tの逆で、こちらは上り列車の入庫。
また1944Tは高砂始発の快速西馬込行です。

上り列車で高砂止まりということで、2番線から高砂検車区に逆出発する様子を見ることができるようになります。

元々、
高砂1939発1976K普通西馬込行(西馬込2030)
高砂1944発1984K快速羽田空港行(羽田空港2046)
だったのが、
高砂1939発1952K普通羽田空港行(羽田空港2046)
高砂1944発1944T快速西馬込行(西馬込2032)
と入れ替わった模様です。

2045T(馬込2037→空港2227)

特急成田空港行、5500形としては初の設定です。西馬込始発ということで、きっと改正後は五反田でのカットが沢山流れてくることでしょう。

2244T(空港2234→馬込2423)
まさかの上り通勤特急西馬込行が夜に設定され、しかもそれが都営車の運用ということですから数年前の自分に話してもきっと信じてくれないでしょう。

元々は成田空港2239発22A04通勤特急上野行。京成高砂で普通品川行最終列車に接続していました。
そのスジを5分ほど早め、西馬込行にシフト。いやーまさかまさかの急展開です。





平日47T(印牧652→文庫2144)
午後は現行の55Tを引き継ぐ形に。恐らくこれが新町に入庫することになると思います。





平日49T(印牧759→馬込935)
結局49Tは今年もこの1本のみに。





平日51T(印牧733→泉岳寺2429)

37Nを出庫から1436Nの泉岳寺まで引き継ぐ形に、そこからは37Nと違い西馬込に向かいます。いやー惜しいんですよ!!何が惜しいか。
この1436N、上に出てくる都営車に平和島で抜かれる列車で、もし平日37Nをそっくりそのまま引き継いでいれば平和島で都営車同士の待避を見ることができました。
いやー惜しい…。

そしてなんと西馬込から印旛に戻った後、再び1836N~2136Nまで再び37Nと同じ道を歩むことになります。
但し37Nと違ってもう一度京急線に戻ることは無く、即印旛に折り返して返しは普通泉岳寺行。泉岳寺で停泊になるかと思われます。





平日53T(馬込1849→草橋2429)
ここから夜出庫ゾーン。53Tは一番最後の時間の出庫になっています。





平日55T(馬込1613→馬込2016)

1655T(馬込1613→空港1814)
出庫からいきなり成田空港行、快速成田空港行はこれが最後になります。
佐倉で快速特急芝山千代田行(16A21)を待ち合わせます。

1854T(空港1825→馬込2016)
こちらは初めての設定、『快速特急 西馬込』行。
佐倉で快速西馬込行(1870K)を追い抜きます。これが都営車だったら(n回目)





平日57T(馬込1617→羽田2423)

1957T/2156T
1957Tは印旛日本医大に2102に到着、折り返しの2156Tは印西牧の原を2124に発車します。これは誤植じゃないですよ!!
散々誤植してきた自分なんでめっちゃ心配して時刻表何回も見ましたが、これは誤植ではありません。
印旛→印西の1区間だけを回送にする意味は…ん-…。

2356T(品川2358→羽田2423)
品川からの羽田空港行最終列車。また空港線内もこの列車が最終列車になります。





平日59T(馬込1632→馬込2411)

1659T(馬込1632→佐倉1807)
こちらは出庫から快速佐倉行。今まで夕方前の馬込検車区は『普通』しか止まっていない寂しい感じでしたが、これからは快速が2本も止まってるんですね。いやーこれはこれは。
しかもなんか京成車や京急車の留置の可能性もあるということで、これは楽しみです。


1958T(佐倉1906→馬込2039)
この列車が発車した僅か5分後にもう1本都営車の快速(1800T)が迫ってきています。いやー都営車運用多すぎっしょ笑

2059T(馬込2046→印旛2205)
現在の2051Tbを引き継ぐ形に。印旛特急も無事残ってくれました。





平日61T(馬込1707→文庫2154)
27Tの1727T以降をそのまま引き継ぐ形で逗子に2回乗入れます。現行通りの停泊で行けば翌日は41T。
41Tの入庫が10時台になったので、やろうと思えば41Tで入庫後61Tで再び京急線へ、なんてこともできちゃうわけですね。やる必要?知りません笑





平日63T(馬込1725→馬込2309)

1763T(馬込1725→印旛1859)
小室でスカイライナーの通過待ちをします。

1962T(印旛1915→羽田2105)
矢切でスカイライナーの通過待ちをします。





平日65T(馬込1749→印牧2245)

63Tを2063Tの押上までほぼ引き継ぎます。

1865T(馬込1828→印旛1958)
八広で後続の待避、高砂から急行に変わります。

2064T(印旛2003→押上2054)
元々上野行だった2006K(改正後2008K)が上野行から西馬込行に変更になったのが原因の模様で、この列車が2064Tの2分続行だったので2064Tは押上で打ち切りということに。

2165Ta(押上2100→高砂2116)
八広で特急成田行(2059K)を待避します。



さて、足早に平日の全運用の中から気になったものを紹介させていただきました。とんでもない量になってしまいました笑
流石に長くなり過ぎたので、休日についてはまたの機会にしたいと思います。

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いじょう!!!

#都営車運用解説 番外編 2022年ダイヤ改正

カテゴリ:
こちらで各列車の詳細解説をしています。ぜひ!

<2022年3月10日追記:誤植があった各表を訂正しました。>


さて、昨年より10日ほど早くダイヤ改正の時刻表に対応しまして、これは見るしかない(cv:金村美玖)ということで色々見てみました。

22_ichiran

今回の改正以降の都営車の表示パターン332パターンの一覧です。

大規模すぎます。デカすぎます。
2021年改正時点で5500形が表示するパターンは01T~65Tで合計298パターンでした。
今回の改正ではそれが332パターンに増えます。おっ、アクセス特急ができて、それに関係して増えたのかな…?

結論から言えばまぁアク特別にそんな関係無いなぁ…って感じ。運用効率化・運用持ち替えが多いなぁってところです。

22_shometsu

こちらが消える125個の表示リストになります。この中にまだ撮ってない幕が!!!って方はぜひ撮られてみてはいかがでしょうか。

特に
✈快特 青砥
✈快特 京成高砂
快速特急 青砥
快速特急 京成高砂
快速特急 京成成田
特急 羽田空港
✈急行 金沢文庫
普通 三崎口

の8個は全運用が消滅することになり、この表示を見ることが完全にできなくなります。

個人的にこの中だと、25年近く様々な時間帯・列番で走ってきた普通三崎口が消滅してしまうのは非常に残念です。
あとは京成下りといえば『快速特急 成田』ってイメージがあったのでこれの消滅も少し残念です。
ただ『快速特急 成田』が消えた原因は次にあるんですよね。

✈快特 成田空港
✈快特 京成成田
快速特急 西馬込
アクセス特急 成田空港
アクセス特急 羽田空港
アクセス特急 西馬込
特急 成田空港
特急 京成成田
通勤特急 京成成田
通勤特急 西馬込
✈急行 京成佐倉
普通 新鎌ヶ谷
普通 品川
の13パターンが完全新規で登場。まぁほぼ復活と言ったほうが正しいんですけどね。

この中で特に嬉しいのが通勤特急成田ですよ!!!!
いやーこれを僕は5年近く望んできました。
ただまぁ押上までエア快、押上時点で2300ってことでちょっと夜遅いんですけどねぇ…。
まぁいいんですよ復活しただけで嬉しいです。

さらに付随してきた上り通勤特急。他社車での設定は初・西馬込行の通勤特急が夜に走るのも初。
いやーこれはすごい。

あとは普通新鎌ヶ谷行ですね。震災ダイヤの2011年以来の復活。
普通品川行はいつ以来なのかちょっとすぐには出てきませんが、この列車の始発駅は泉岳寺。

泉岳寺始発の普通品川行はこれが初めてではなく、2000年頃に設定がありました。

そして特急成田空港・特急成田は無事どちらもめでたく設定ということに。
5500形では初めての設定ですね。

僕が何度も何度も羨ましいと言っていた✈急行佐倉もまさかの復活。
但しこちらは京成佐倉幕での復活なので、2018年頃まで設定されていたものがそのまま復活…とはなりませんでした笑

実はまだしっかりと理解が追い付いていないのですが、京成本線直通の列車もかなり多くなりそうです。

22_shinmaku

こちらは新たに誕生する幕の表示リストになります。


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#都営車運用解説 第10回 2001年平日・19T

カテゴリ:
さて、この企画もいよいよ10回目。このブログの企画の中では珍しく長続きしてる方です。

そもそもこのブログの元々の目的がRail・Artブログに触発されたからでして、このブログの初期の頃はHTMLで時刻表作って投稿してますね笑

あれ意外と時間掛かるんですよね。ソフト作りたいなーって思いましたが当時中学生の僕には難しすぎました笑

そして企画といえば自販機コレクション…あれっ…記事にしたはずなのに存在が抹消されてます笑
多分知ってる人は誰もいないんじゃないですかね?笑

てな感じでさっそく行きましょう。今回は19T、現在の平日19Tといえば三崎口に乗り入れる京急線花形運用の一つですが、もちろん20年前は全然様相が異なりました。

01W19T


619T(西馬込6:19→普通→印西牧の原7:38)
6:19に発車する619T、列番と時刻が一致する少し珍しい…と思いきや、上の表を見て頂ければお分かりかと思いますが2318Tも青砥を23:18に発車しています笑

西馬込を6:19に発車する列車、でオジサマ世代の方は『おぉっ!』となるかもしれません。

この列車の原型は1985年10月改正で登場した列車、当時数少なかった京成線直通の急行成田行です。
平成4年改正で8両化され、1998年のエアポート特急誕生時にはその運用に組み込まれます。
成田到着後は急行上野行、特急成田空港行…と流れる運用でした。

印旛日本医大開業の2000年8月改正で15年走り続けた京成本線に別れを告げ、北総線直通列車になります。
2000年改正当時は印旛日本医大行でしたが、この2001年改正で印西牧の原行になります。
数年後には残念ながら数分発車時刻が繰り上がり、6:19発の伝統はここで途切れてしまいます。


と、619Tの説明に戻りましょう。
泉岳寺での京急線からの接続はありません。
11本連続都営車が来る朝ラッシュ北総下り線の4本目になります。



718T(印西牧の原7:55→普通→西馬込9:17)
印旛日本医大始発、704T特急西馬込行の3分後に印西牧の原を発車します。
八広での待避は無く、終点西馬込まで先着です。
京急線方面へは青砥時点で4分続行、青砥始発羽田空港行(京急線内特急・864H)に乗り換えです。



そしてこの時点で一旦入庫になります。


1619T(西馬込16:16→泉岳寺16:27)
泉岳寺から先の浅草線内へは三崎口からの普通押上行(京急線内快特・1577H)。
押上から先へは西馬込を4分後に出る急行成田行(1691K)
急行の止まらない八広・四ツ木へは泉岳寺で8分後に来る京急線からの普通青砥行(京急線内急行・1625T)
にそれぞれ乗り換えです。なお1619Tの3分前に普通青砥行(1611T)があるのでそちらに乗れればいいんですけど…


1618T(泉岳寺16:35→西馬込16:46)
青砥始発快特三崎口行(京成線内普通・1654H)からの接続を受けて発車します。



1619T(西馬込16:53→泉岳寺17:04)
泉岳寺で羽田空港からの普通青砥行(京急線内急行・1685K)に接続します。



1718T(泉岳寺17:13→西馬込17:24)
青砥始発特急三崎口行(京成線内普通・1662H)からの接続を受けて発車します。



1719T(西馬込17:29→普通→高砂18:16)
京急線からの接続はありません。終点高砂まで先着です。



そして今度は高砂に入庫します。



2218T(高砂22:33→普通→押上22:44)
成田空港からの普通高砂行(2116レ)の接続を受けて発車します。
押上より先へは青砥を3分後に発車する特急三浦海岸行(京成線内普通・2266H)に乗り換えです。



2219T(押上22:59→普通→青砥23:07)
西馬込からの特急成田行(2289K)の接続を受けて発車します。
2289Kは泉岳寺で京急久里浜始発特急泉岳寺行(2123T)からの接続を受けています。

平成初期は4連の京成車で運転されていた夜間の特急通過駅救済列車も、世紀末には都営車の運用に。

現在の特急救済は京急車、都営車、北総車、京成車がそれぞれ設定されていて、京成車の中にはなんとアクセス車による救済もあります。
また当時の救済は全て押上⇔青砥/高砂の運用でしたが、現在では救済列車が北総線まで足を伸ばすケースも。
(2230N特急印旛日本医大行からの接続を受ける2304K普通印西牧の原行が上2つに該当する列車)



2318T(青砥23:18→普通→押上23:37)
うすい始発の普通上野行(2238レ)の接続を受けます。
押上より先へは青砥を7分後に出る特急京急久里浜行最終(高砂始発・京成線内普通・2376H)に乗り換えです。

青砥23:18といえば今は京急車による快速の運用になっていますね。
快速神奈川新町行、一度は撮ってみたいものです。



2319T(押上23:37→普通→青砥23:46)
西馬込からの特急成田行(2365K)の接続を受けます。
2365Kは泉岳寺で羽田空港始発特急泉岳寺行(2203T)からの接続を受けています。

これらの特急救済列車のおかげで夜間の押上線内各駅も10分間隔が保たれています。



2418T(青砥24:09→普通→浅草橋24:24)
京成線からの接続は有りません。もちろん皆様お分かりの通り、押上線・浅草線南行の最終列車です。
現・成田空港駅開業に伴うダイヤ改正で2420Tとして登場、登場当時から8連での運用でした。



さて、回を重ねるごとに紹介する内容が細かくなっていき、今回は関連列車の紹介も沢山してみました。
接続列車の紹介、割と自分であとから見返したときに便利なんですよね笑


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参考文献:
東京時刻表各号(今回は主に1999年8月・2000年4月・2000年8月・2001年6月・2002年3月・2010年6月・2010年8月・2020年改正号)
京成時刻表各号(今回は主にVol7,9,11,14,16を使用)
Wikipedia各記事・Twitter目撃情報など

ーーー余談ーーー
第1回のを見返して、書き直したくなってます。10回もやってると流石にスタイルも確立されてきて、今の列番・時刻・接続列車の紹介が本当に便利。
今回の記事の中で2319Tが2365Kからの接続を受け、2365Kは更に2203Tからの接続を受ける…という部分を書き
『2203Tの記事でどんな紹介してるかなー』って思って03Tの記事飛んでみたら…えぇ…記述が何も無いじゃないか…
『高砂に着くと再び小休止。羽田空港まで足を延ばし、折り返しは当時は数本あった特急泉岳寺行。現在京急線内からの泉岳寺行は全てエアポート急行ですね。』
は?何この情報の薄さ。
これはリメイク必至ですね。
さて、余談10回溜ったので余談の余談として1つ記事にしてみようかな。
ーーー余談終わりーーー

#都営車運用解説 第9回 2001年平日・17T

カテゴリ:
グラフィックス1
617T(西馬込6:07→(普通)→泉岳寺6:18)
さて、今回は2001年改正平日ダイヤ、17Tです。
この17T、出庫は6:07。現在の683Hに相当します。
現在の683Hは高砂5:07発の582Hの折り返しでしたが、この617Tはこの列車が西馬込出庫便になっています。

終点泉岳寺では三崎口からの初電、普通青砥行(521H)に接続。現在ではアクセス特急成田空港行(551H)になっています。



616T(泉岳寺6:25→(普通)→西馬込6:36)
印旛日本医大からの急行羽田空港行(540T)の接続を受けて発車。
この540T、北総線内普通・京成線内特急・都営・京急線内急行となる列車でした。



617T(西馬込6:43→(普通)→印西牧の原8:03)
折り返しは北総線の印西牧の原行。11本連続都営車が来る朝ラッシュ北総下り線の7本目です。



816T(印西牧の原8:17→(普通)→西馬込9:37)
印西牧の原時点で4分前に特急西馬込行(824T)があります。結果西馬込到着は12分差にまで開きます。
朝ラッシュ上りの待避パターンは終了し、八広で後続に追い抜かれることなく西馬込まで先着。
京急線方面へは青砥で3分続行の羽田空港行(868H)に乗り換えです。



917T(西馬込9:45→(急行)→高砂10:30)
西馬込からの急行高砂行、都営車の運用はこの917Tと509Tの2本のみ。かなり少数派ですね。

泉岳寺で接続を受ける京急線は新逗子から来た普通泉岳寺行。先日09Tでもご紹介した849レです。(新逗子8:19→泉岳寺9:56)

急行ですので八広・四ツ木には止まりません。この2駅へは泉岳寺時点で5分続行、羽田空港からの普通印西牧の原行(979N)に乗り換えです。



高砂に到着後は高砂検車区に一旦入庫、夜の運用を待ちます。


1516T(高砂15:25→(急行)→羽田空港16:26)
東成田始発の急行高砂行(1490K,東成田14:13→高砂15:25)からの接続を受けて発車。
ちなみにこの1490Kは佐倉で京急車の特急羽田空港行を待避していました。
2001年改正当時は都営車の上野乗り入れは既に終了していたものの、京急車でのみ運用が残っていました。

急行の止まらない四ツ木・八広と西馬込方面へは高砂を4分後に出る普通西馬込行(1590K)に乗り換え。
うーん、1490Kを通しで西馬込まで持って行き1516Tを普通西馬込にすれば…と思いましたがこの後の運用の流れ的にそうにもいかなかったんでしょうね。

鮫洲で普通新逗子行(1570レ)を追い抜くと、平和島では待避線に入線。快特三崎口行(1610A)の通過待ちをします。

ちなみに京成線内急行羽田空港行として運転する列車はこの1516Tと夜成田始発の1834Tの2列車のみ。1834Tは夕方~夜間の走行ですから明るい時間の列車はこの1516Tのみということになりますね。



1617T(羽田空港16:33→(急行→普通)→印旛日本医大18:08)
鮫洲で普通品川行(1561レ)を追い抜きます。西馬込方面からの接続はありません。



1816T(印旛日本医大18:22→(普通→急行)→羽田空港19:55)
西馬込方面へは泉岳寺で始発(1960N)に接続があります。
鮫洲で普通新逗子行(1912レ)を追い抜きます。



2017T(羽田空港20:07→(特急)→品川20:27)
さて、図を見ればお分かりかと思いますがここから終電まで京急線内でアルバイト運用をこなします。
2017Tは特急、鮫洲で普通品川行(1997レ)を追い抜きます。



2016T(品川20:42→(急行)→羽田空港21:03)
2016Tは急行、鮫洲で普通神奈川新町行(2094レ・新町で始発浦賀行き接続)を追い抜きます。



2117T(羽田空港21:05→(特急)→品川21:25)
2117Tは特急、鮫洲で普通品川行(2081レ)を追い抜きます。



2116T(品川21:41→(急行)→羽田空港22:02)
2116Tは急行、鮫洲で普通浦賀行(2180レ)を追い抜きます。
なんと上り列車で抜いた車両をまた抜くと…。



2217T(羽田空港22:16→(急行)→品川22:37)
2217Tは急行、終点品川まで追い抜きはありません。
ちなみにこの2217Tの1本前を走るのは快特京急久里浜行(2221A)、空港線7時間ぶりの途中通過駅のある列車でした。



2216T(品川22:46→(急行)→羽田空港23:07)
2216Tは急行、途中駅での追い抜きは有りません。
が、京急蒲田では羽田空港からの特急京急久里浜行(2260H)に接続していたものと思われます。
品川方面から直通の羽田空港行終電で、これ以降の空港線の列車は全て京急蒲田始発でした。




2317T(羽田空港23:19→(普通)→京急蒲田23:28)
2317T以降は全て普通列車です。京急蒲田で5分後に来る特急泉岳寺行(2251H)に乗り換えられます。
2251Hは泉岳寺で西馬込方面からの特急佐倉行(2393K)に接続。この2393Kは京成線下りの最終列車でした。



2316T(京急蒲田23:35→(普通)→羽田空港23:44)
泉岳寺からの特急京急久里浜行(2368H)が蒲田に着いた3分後に発車。1本前の空港線は19分前とやや間隔が開きます。現在は23時台でもおおよそ10分間隔を保って運転されています。



2317T(羽田空港23:49→(普通)→京急蒲田23:58)
終点京急蒲田で普通品川行終車(2295レ)に乗り換えができます。品川以北への列車は既に終了しています。



2416T(京急蒲田24:04→(普通)→羽田空港24:13)
泉岳寺からの特急京急久里浜行(2316H)が京急蒲田に着くのが23:55。約10分待たせて発車します。
空港線下り終電の1本前、終電は京急蒲田24:17→羽田空港24:26の電車です(2478レ)



2417T(羽田空港24:22→(普通)→京急蒲田24:31)
空港線上りの最終列車、京急蒲田で下り最終特急金沢文庫行(2332T)に接続します。上り方面への接続はありません。
京浜東北線の上野終(2436A)も蒲田24:36なので、京急蒲田→蒲田5分じゃ流石に間に合わないでしょうね…上野終が終電ってことで遅れればまぁ話は別ですが笑
自転車だと4分らしいですが、京急蒲田について改札出てチャリ出してJR蒲田でチャリ入れて改札入って…うーん…確実に無理ですね、諦めるしか無さそうです笑

恐らく2417T、蒲田到着後は新町まで回送。翌平日なら539Tとして、休日なら品川まで回送のうえ515Tとして運用に入ったものと思われます。

………

さて今回は2001年改正より、平日17Tを紹介させていただきました。

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と、言うことで今回はこの辺で。
いじょう!!!



ーーー余談ーーー
北総線で夜を明かす列車の停泊、何か法則があればいいんですけどね。
そういえば京急線内での停泊は
2208Tが品川入庫(23:50)、403Tが品川出庫(4:57)
2417Tが蒲田入庫(24:31)、539Tが新町出庫(5:20)
2332Tが文庫入庫(24:59)、846Tが文庫出庫(8:12)
1630Tが羽田空港16:50到着後消息不明
1630Tの次の列車をマジでどうにか探し出さないと…。
ーーー余談終わりーーー

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