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さて第1回は2001年7月15日ダイヤ改正より、平日01Tになります。
本当に第1回にしていいのか、第3回じゃないのか…と聞かれそうですが、第1回です。

2001年7月改正は前後の改正と比べるとそこまで大きい改正ではなく、99年の京急白紙改正から02年の京成の運転体型再編までの間の短い間の中の1つになりました。
都営車に関する大きな事といえば、この改正前日を以て上野駅への乗り入れが廃止になったことでしょうか。
前年まで平日3往復、休日1往復あった上野乗り入れは京急・京成車に置き換わり、京急車より一足先に廃止になりました。

実はこの平日01T、まさに上野乗り入れ廃止の影響を直接受けた運用の1つでした。
それでは見ていきましょう。

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前年まで11Tを名乗っていた西馬込駅の始発電車はこの改正から01Tに。
同時に品川停泊の13T、浅草橋停泊の15Tも03T・05Tに変わっています。

行先は20年経った現在も変わらず印旛日本医大。
これに限らず始発帯の行先は20年経ってもそう大きく変わってはいません。
西馬込~高輪台・京成高砂~大町の各駅はこの電車が始発です。
印旛日本医大駅が開業したのは前年改正のことでしたが、前年改正時は印西牧の原行でした(印牧619着)

印旛日本医大からの折り返しはこの年めでたく設定になった北総線の特急として折り返し。
600Tは5本設定されている特急のうちの1本目で、北総線を走る特急の正真正銘1番列車となりました。
ちなみに前年までは北総線内同じ時刻で急行羽田空港行として運転されていて(686H)、所要時間は高砂までで3分短縮と言ったところでした。

2001年改正で設定された特急は5本のうち4本が都営車による運行で、1本が北総車でした。
運行本数・運転間隔は現在とほとんど変わらないものの、現在は北総車が3本・都営車が2本。
さらに北総特急よりも速達種別としてアクセス特急が北総特急運行時間帯に全て京成車で4本運転されています。

なお600T特急は2007年改正まで存続したあと、折り返しを20分早めて普通三崎口行に変わり、同時刻の列車は北総車に置き換わっています(626N)

西馬込到着後は普通青砥行に。翌年快速が誕生するとその主役に抜擢されることになりますが、それはまた別のお話です。

どうしても気になる方は以下のKSWeb様の記事をご覧ください↴
1201T
1600T

またこの改正以前は西馬込到着後に普通高砂行、2時間ほど休んだ後列車番号を09Tに変え、『普通上野行』として上野、折り返して成田空港まで運転されていました。

この年では青砥に到着後、折り返しは羽田空港行になります。
羽田空港に到着すると僅か2分での折り返し。終点高砂まで全区間で急行運転です。

京成線内急行の停車駅は曳舟・立石の2駅。2駅の住民で無ければ快速で十分ですね笑
もっとも、当時は快速が設定される前のことになるので急行が上から2番目に早い種別でした。

ちなみに数が多そうに見える『急行 高砂』、2001年改正当時は都営車では4本の設定で、2本が西馬込始発・1本が京成佐倉からの上り列車、そして1本がこの羽田空港始発の列車。意外と少数派でした。

高砂に到着すると一旦入庫し、このまま入庫へまっしぐら…と見せかけて西馬込から意地の1往復。
入庫場所はダイヤ改正の度にコロコロ変わっています。現在は平日・休日とも宗吾参道ですね。

という感じで第1回は2001年改正の平日01Tを取りあげてみました。

北総初の特急として沿線を賑わせたであろうこの運用は、翌年改正で更に沿線のオタクたちを沸かせることになります…が、2002年の時刻表を持っていないのでそれはまた今度。

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と、言うことで今回はこの辺で。
いじょう!!!