都営車運用解説~2024年改正ダイヤを見る~
- カテゴリ:
- 都営車運用解説
そんなことは置いといて。
今回の改正、正直感じ方は人それぞれだと思います。面白いは面白いですが『真新しさ』は平日のあの1本を除いてほとんど無いかなぁ…とか。とりあえず運用見ていきましょう。休日、平日の順で解説していきます。
ーーーーーーーーーー
1.休日01T~07T
1-1.休日01T
前ダイヤと比較して2100T西馬込到着以降の列車が削除されています。このタイミングで入庫するのは2022年11月改正と同じ。
1800Tは成田空港場面で5分繰り下げ、成田湯川~東松戸の各駅に於いては9分の繰り下げになります。
空港第2ビル~成田湯川の所要時間が現行の7分から11分に伸びているので単線区間でなんか変更があるのかなぁ、と。それ以外に大きな変更は無く、901T船橋競馬場の空待避も残ってます。
1-2.休日03T
大きな変更はありません。
1-3.休日05T
805Tの行先を泉岳寺から印旛日本医大に変更。現在泉岳寺で接続する873Kと入れ替える形になります。873Kは印旛到着後一旦入庫なのでそこもそのまま。
再出庫便となる2105Tは現行の19Tに相当しますが、下記に変更があります
1935N~2134N(羽田1936→印旛2117/2126→印牧2129)、印牧で2118T(印牧2131→羽田2320)に接続
→これの車両交換を北行印牧に変更、1935N相当の列車は北行印牧で入庫になります。
それ以降は大きな変更がありません。
1-4.休日07T
2107T泉岳寺到着以降に変更があります。現在1930T~2030Tとして運行されている成空1945~高砂2058/2059~泉岳寺2140~羽田2205と繋がる運用が京成車の運用に持ち替わります。それと関連してこの現2030Tの泉岳寺以南を07Tが受け持つ形となり、現2106Tは京成車の運用になります。
羽田空港到着後は現在16分も折り返しに時間を掛け「快特 泉岳寺」として折り返していましたが、その折り返し時間を9分に短縮し種別を急行に格下げ。これは現2205Hをそのまま都営車の運用に置き換えた形になります。
代わりに現2205Hは2205Dとなり逗子方面へ。この時間帯南急の本数が非常に少ない時間帯だったので、横浜方面への利便性を確保する形となりました。
時間を繰り上げて種別を格下げしたことにより泉岳寺到着時間は現行通り、その先は現31Tをそのまま引き継ぐ形で浅草橋入庫まで変わりません。
この一連の変更により都営車による「快特 泉岳寺」は消滅になります。
2.休日09T~17T
2-1.休日09T
908T印牧での都営→北総への車両交換をなくし、そこから現37Nを引き継いで北総特急の運用に入ります。現1837N印旛日本医大まで走行後、現2074Kとして印西牧の原まで運転。印西牧の原では同じ都営車の2042Tに引継ぎここで入庫になります。最悪車両が足りなくなったらぶっ通しで走れますね笑
2-2.休日11T
2-3.休日13T
大きな変更はありません。
2-4.休日15T
馬込線内の運転間隔調整により現815Tb以降の運用は新19Tにほぼ置き換わる形となっています。
2-5.休日17T
大きな変更はありません。
3.休日19T~31T
3-1.休日19T
現819Tbの泉岳寺以北を京成車による運用に変更。しかし京成車の運用に泉岳寺で接続するわけでは無く、接続相手は続行の三崎口発快速(781H)になり、新781Hが八広で印西牧の原行を追い抜く格好に。それ以降は先述した現15Tとして走り、午前中には馬込に入庫します。
3-2.休日21T
休日15Tと同じ時間帯の運転間隔調整により新しい時間の出庫になっています。新821T泉岳寺以降は現881Kを引き継ぎます。現2081Kは京成高砂行ですがこれを1駅短縮、青砥行に変更したうえで現2108K相当の列車として折り返します。
現2108Kは成田空港発車時刻を8分繰り上げています。
現2108K青砥~2209K泉岳寺まで09Kを引き継ぎます。現2209K泉岳寺では三崎口からの泉岳寺行2153Hの接続を受ける形になっていますが、ここを入替。2153Hが京成高砂へと向かいます。
一方現2209K、新2221Tが泉岳寺止となり、その先の運用を現53Hに沿って走る形に。現2352Hb、新2320Tbとして入庫します。
現在の運用を基にすると
「新運用~81K~09K~53H」と他社運用を終日に渡って持ち替える形になっています。
3-3.休日23T
3-4.休日25T
大きな変更はありません。
3-5.休日27T
馬込線内の運転間隔調整により現927T相当の列車は前後に分散され、現1026Tは新1018Tになります。
3-6.休日29T
大きな変更はありません。
3-6.休日31T
馬込線内の運転間隔調整により現1031Ta以降の列車に変更があり、新運用は10時台に入庫になっています。
4.休日33T~43T
4-1.休日33T
4-2.休日35T
大きな変更はありません。
4-3.休日37T
元々636Tの1本で入庫していたのを折り返し運転継続へ。現821Tとして折り返し青砥へ。821Tは8:56発普通羽田空港行として折り返していましたがこの運用を京成高砂始発に延長したうえで京急車に置き換え。代わりに元々京急車だった874H~1175Hを936T~1137Tとして都営車の運用に置き換えました。
これにより2022年2月改正で廃止されて以来の休日久里浜線乗り入れ、三崎口乗り入れに関しては2002年10月改正で廃止されて以来22年振りの復活ということになりそうです。
現1175Hとして高砂に到着した後は現75Hを京急車に明け渡し、現21Tと同じ流れを汲んで入庫まで走ります。
4-4.休日39T
現1838T以降の運用が北総車に持ち替わります。
4-5.休日41T
4-6.休日43T
大きな変更はありません。
さてここまで休日ダイヤでした。自分でも打ち込んでて理解しかねるところが多いんで多分読んでる皆さんも頭の中ハテナハテナだと思います。とりあえず朝8時台~10時台の馬込線内において運転間隔の調整があり、それによる運用持ち替えがメインかなぁ、という感じです。
ーーーーーーーーーー
続いて平日ダイヤの紹介です。
5.平日01T~13T
5-1.平日01T
大きな変更はありません。
5-2.平日03T
大きな変更があります。現行だと602Tの行先が西馬込行のところ、泉岳寺で接続する現718Tと行先を交換。それにより成田空港発のアクセス特急三崎口行が都営車では初登場になります。
3時間弱のロングラン、都営車の運用では2002年10月改正~2003年7月改正まで存在した平日1400Tの141.8Kmに次ぐロングラン、平日1400Tは成田空港~京成成田間が回送だったので、旅客営業距離としては133.7Km。アクセス成田空港~三崎口間は136.6Kmなので、乗車できる区間で言ったら過去最長になるかなーと思ってたらフォロワーさんに北行で設定があったことをご指摘頂きそういえば三崎口発成田空港行があったことを思い出しました。マジでなにやってんだか。
1400Tの所要時間は3時間の大台を超えていた(京成線内が快速の為)ので流石に片道最長所要時間便とはなりませんでしたが、成田空港駅で初めて「三崎口」の行先を冠する都営車を見ることができるように。「アクセス特急 三崎口」は都営車では初登場となります。
602T泉岳寺より先は現行の19Tを引き継ぐ形に…あっいけね。
現1318T、新1302Tの種別が「急行」から「普通」に変わります。種別変更による変更はありませんのでなぜこのタイミングで種別を変えることにしたのかはよく分かりませんが、これにより都営車の「普通 逗子・葉山」が初登場。新逗子時代を含めても恐らく初登場ではないかと思います。
ちなみに今改正で登場する新たな種別×行先のパターンはこの「アクセス特急 三崎口」と「普通 逗子・葉山」のみとなります。
そのまま1802Tまで現行の19Tを引き継ぎますが、その先都営線内の運転間隔調整により1往復(新1803T~新1802T)が追加されています。
5-3.平日05T
5-4.平日07T
5-5.平日09T
5-6.平日11T
5-7.平日13T
大きな変更はありません。
6.平日15T~25T
6-1.平日15T
朝ラッシュ後印牧入庫後の運用が変わります。昼過ぎに回送で出庫、現1432N~1533Nとして1往復した後そのまま入庫します。
6-2.平日17T
1916Tの行先が押上から西馬込に変更、1916Tとして到着後そのまま入庫になります。現1917Tは羽田空港始発の新1829Tとなりますが、この新1829Tは泉岳寺で新1803Tからの接続を受けています。
6-3.平日19T
先述の03Tとの持ち替えとは別で、出庫から618Tbまでは現行通りですがその折り返しは現729Tに。そのまま入庫まで29Tを引き継ぎます。
多分今回の19Tの運用を見て特に何も感じない人も多いかな、と思いますがそれもそのはずで、2022年11月改正ダイヤにおける19Tと全く同じ運用の流れになっています。
6-4.平日21T
720Tの行先が羽田空港から西馬込に戻ります。これにより49Tが2年振りに羽田空港行に戻っています。西馬込到着後はマゴロ1往復で入庫。現21Tは途中まで都営車が、途中からは京成車が引き継いでいます。
6-5.平日23T
大きな変更はありません。
6-6.平日25T
1524Tまでは現行通り、1524Tの行先が羽田空港から西馬込に変わります。これは現1524Tが泉岳寺で接続する1646Tと運用を入れ替えるもので、その先は現47Tをそのまま引き継ぎます。運用表には載っていませんが、この運用が神奈川新町入庫便になると思われます。
7.平日27T~43T
7-1.平日27T
926Tまではほぼ現行通りですが、ここで入庫せず、現71Kを引き継いで現1470Kまで走行します。
1470Kは一旦馬込に入庫となっていましたがこれを取り換え、現1655Tとして印旛日本医大へ。ただしそこから西馬込へは戻らず、現1832N~1833Nとして矢切まで1往復します。夜間帯の矢切行は初登場。朝ラッシュ終わりと合わせて都営車の矢切行は2本体制になります。
7-2.平日29T
出庫時間がずれ、現602T泉岳寺から先の運用を引き継ぎます。現1803T、新1829Tの行先を泉岳寺から印旛日本医大に変更、泉岳寺から先は先述した現17Tを印旛日本医大まで、印旛日本医大では34分止まり現65T相当に流れます。現65Tを入庫まで引継ぎ浅草橋に入庫となります。
7-3.平日31T
出庫時間がずれ、現833T相当の前に1往復マゴロとして走ります。現833Tから現1333Tとして京成高砂入庫までは現33T、再出庫は現55Tを入庫まで引継ぎ、京急蒲田に入庫となります。
7-4.平日33T
出庫時間のずれにより現31Tを出庫から入庫までほぼそのまま引き継ぎます。
7-5.平日41T
540Tの種別が急行から普通に格下げされますが時刻等に変更はほとんどありません。
7-6.平日43T
大きな変更はありません。
8.平日45T~65T
8-1.平日45T
大きな変更はありません。
8-2.平日47T
946Tが泉岳寺で974Hからの接続を受け無くなり、3分停車が改善され西馬込着が4分早くなります。
これの影響かは分かりませんが後の運用が他の運用へと置き換わりここで入庫になります。
8-3.平日49T
現720Tが西馬込行に変更になったことによりその後の現21Tを現921T印旛日本医大到着まで置き換え、しかしそのまま21Tを引き継ぐわけでは無く一旦印旛車両基地に入庫します。
次の出庫は現15Tとして京急久里浜まで向かい、そのまま入庫まで現15Tとして運行します。
8-4.平日51T
馬込線内での運転間隔調整により最後の1往復が削られています。
8-5.平日53T
2053Tの行先が印西牧の原から京成高砂に変わります。押上から先は現2125Nを引継ぐような形に、一方現2053Tの押上より先を新2121Nが引き継ぐ形になります。そして一旦高砂に入庫、そこからは現33Tを引き継ぎます。現2132Tは印西牧の原始発ですが、この印牧~高砂間は新2134Nが押上行として走ることに。この新2134Nは現2202Tを引き継いだ形になり………。
8-6.平日55T
現57Tを出庫から入庫まで引き継ぎます。
8-7.平日57T
現59Tを出庫から1858T泉岳寺まで引き継ぎます。1858T泉岳寺~西馬込間は京急車の運用(2050Ha)になります。1858T泉岳寺からは現03Tを引継ぎ…って現03Tはどれだけ細分化されれば気が済むのか。
現在は西馬込2123~青砥2215/2224~押上2232/2242~高砂2254/2329~馬込2423となっていますが、改正後は西馬込2123~高砂2218/2329~2423と間の押上1往復が削減されることに。これがどうなるかというと先述した平日53Tの中で言及した新2134Nになるというわけです。
8-8.平日59T
現平日61Tを出庫から入庫まで引き継ぎます。
8-9.平日61T
現1725Tが京成本線経由の新1661Kに変わり、その代わりに成田空港へ向かいます。現25Tと同じ流れなら一旦宗吾に入庫、そのまま現25Tを引き継ぎます。
8-10.平日63T
現1763Tとして印西牧の原到着後に一旦入庫、そして現2320Tとして再出庫、泉岳寺まで向かいます。
8-11.平日65T
印旛日本医大で40分近く停車していた1865T~2164Tの折り返し時間を適正化。折り返しを早め現17Tとしてその先入庫まで走ります。
ーーーーーーーーーー
とここまで休日、平日の順で解説してきました。平日朝と夕方、休日データイム直前にそれぞれ運転間隔の調整があり、その点で運用変更が目立つといったところ。その為変更がない運用も数多くあります。それでも運番が変わったり、真新しい行先ができるなど今回の改正も新たな発見は色々とありそうです。改正まであと1週間。残念ながら休日ダイヤはもう終わってしまいましたが、平日ダイヤは後5回。後悔しないように日々の記録を進めていきましょう。
ブログランキングに参加しています。リンク先に飛んでいただけるとありがたいです!励みになりますm(_ _"m)
と、いうことで今回はこの辺で。
いじょう!!!
コメント