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(2024/11/29訂正:リンク先が無効になってしまっていたので削除しました)

2024年11月23日(土)~11月24(日)にかけて、北総鉄道のイベントに参加してきました。

10月17日に募集が始まり、個人的には「印旛車両基地って都営車留置あるよね??見たいよね??」という邪念(?)で行くか迷ってる状態でした。仲良くさせて頂いてるフォロワーさんに確認したら「行こう」ということで決定。なお北総鉄道を始め、各鉄道会社の有料イベントにはほとんど参加したことが無かったのでもしかするとイベントの常識とかを知らずに凄い凄い騒いでたかもしれませんがご容赦を。

集合時刻、場所は印旛日本医大駅近くの東横インのロビーに22:40。この22:40という時刻がなんとも絶妙だなぁと思わされました。

印旛日本医大駅の改札から東横インのロビーまでは余裕を持って5分程。印旛日本医大駅の時刻表を見ると22:28に印旛日本医大に着く下りのアクセス特急が。

今回集合場所が東横インのロビーと言うことで、東横インに部屋を取られた参加者の方もある程度おられたようですが、電車で参加された方はこのアクセス特急に乗ると集合時刻にちょうど良く集まれたかな、と思います。かくいう自分も京急蒲田からこの電車に乗車して会場へ向かいました。
京急蒲田から1時間以上電車に乗ってたのでトイレを済ませてホテルへ。集合時間5分前くらいに着けました。遅れなくてよかった。

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余談ですが、友達と集まる時に「20時に駅前集合で!」と言われて時刻表を見たときに19:59着の電車があるとちょっと迷いますよね。まぁその友達との親しさにもよりますが、1分前だとギリギリ過ぎるしそもそもホームから改札まで歩くから結局ピッタリだよな、ちょっと早い電車がいいかなー、とか。僕の最寄は基本10分間隔なので1本前の電車に乗れば「10分前集合」で余裕を持ってていいかなとは思いますが、北総線の途中駅みたいに20分間隔だとちょっと待ち時間長いよなー、と。ちなみに僕は今回フォロワーさんとの集合時刻を20:00、駅着19:58にしましたが電車が3分遅れたので集合に遅刻しました。この場を借りて深く(?)お詫び申し上げます。
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さて集合場所の「東横イン 印旛日本医大」は2023年3月にオープンしたばかりの新しいホテル、残念ながら申し込んだ時点で既に満室だったので今回宿泊はできませんでしたが、集合場所であったロビーはかなり綺麗でした。ロビーの受付はこんな感じ。最大催行人数は30名と言うことでしたが、参加者は我々含めて20名のようでした。

・鉄道の歴史を綴ったシート(イベント自体には不使用)
・今回の行程シート
・東横インからのプレゼントの野菜ジュース
・参加者の目印になるリストバンド(10名づつ黄色・赤色のリストバンドで班分け)

を頂きました。

集合時刻になり添乗員さんからのご挨拶。東横インを出発し印旛日本医大駅まで向かいます。
23日の夜、天気予報によると印西市の最低気温は5℃、今季イチの冷え込みでした。寒かったですが空は綺麗だったし雨は降らなかったので本当に良かったです。

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印旛日本医大駅は印西牧の原駅と共に関東の駅百選に選ばれている名駅。駅の各所に工夫が凝らされており、コンコースのとあるところで手を叩いたり声を出すと、このドーム型の天井に音が反響するとのことで僕もやってみました。とても美しかったです。
(※今回のツアーではこれができ"た"場所を2ヶ所紹介して頂きましたが、1ヶ所はファミリーマートの開業で音が反響しにくくなってしまったようです&終電前後のツアーであること、担当の方が横にいらっしゃる上での実演でしたが、通常時に駅構内で大きな音や声を出すのは控えめにしましょう)

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そしてホームへと降り、成田空港方の先端へ。ちょうど1番線には2135N~2334Nが停車中。1番線から直接折り返しということで車内には寝過ごしてしまった乗客の方もかなりいらっしゃり、車掌さんが起こしながら列車の先端まで移動されていましたが、その寝過ごした乗客が多すぎて車掌さんが列車最後尾に到着したときには既に信号が開通していました…。
またこの編成が北総鉄道の「白井まきの」×伊豆箱根鉄道の「修善寺まきの」のコラボヘッドマーク掲出車両ということもあり、白井まきのに関する逸話もお話頂きました。



この人事には「ウマ娘」の存在があったとか無かったとか。笑

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続いて2番線に入線してきたのは2133T。印旛日本医大には23:04に到着です。降車確認終了後にこの車両に乗り込み、印旛日本医大を発車。2番線を下り方向に発車するのはアクセス特急でも体験可能ですが、その直後にポイントを分岐して留置線に向かいます。
遮光幕は下ろされていたので、小さい右側の窓にオタクが群がる…かと思いきや一切そんなことはなく、さすが「大人向けイベント」なだけあるなぁ、と思わされました。

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凡そ1分で留置線に到着、その先に小屋があり用をたせるんですよ~~~と仰られていましたが暗くて良く見えませんでした(涙)

お話によるとかなり長時間の折り返し列車もあるようで、30分以上留置される便もあるようです。
(休日だと1721N~1820Nが18:18着~18:57発で最長の模様)

エンド交換後は車掌さんから一節…ではなくタブレット自動放送を流してくださるサービスがあり、添乗員さんから自動放送についての解説も。おおよそ7分ほど留置線に停車し、1番線へと入れ替えました。

降車後は一旦コンコースへと戻り、リストバンドの色ごとに2ヶ所の見学に別れました。

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一見何の変哲も無いように見えるホーム行のエレベーター。ホームは1階、コンコースは2階にあるのですがエレベーターが指しているのは3階。印旛日本医大駅の3階には展望室があります。

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駅開業後から時々公開されてきた駅の展望台ですが、夜間の開放は今回が初とのこと。ガラスに密着できるレンズフードが欲しいな、と改めて思いました。

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東横イン、これでも全体の半分しか開業してないんですってね。コロナの影響がなければもっと大々的にオープン出来たろうに…と。

成田空港からそれほど遠くないということで空港需要のほか、終電寝過ごし需要も見込めそうです笑
終電後は周辺に主だった施設はおろかタクシーすらまばらだということで、部屋が空いていればラッキーですね。そもそも乗り過ごさないのが一番ですが…。

展望台見学を終えた次は駅事務所見学。
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あまり広くない駅事務所ということもあり、班を更に2つに分けることに。最初は券売機のウラ側を見学。機械にほとんど狂いはないそうですが精密機械の為なんかあるとすぐにエラーを吐くと。
現役の券売機のウラ側をそれメインで見るのは小2で行った町探検ぶり…かなぁ。

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お次は改札業務見学。週末だったので窓口限定販売の1日乗車券の発券シーンをお見せいただいたり、切符を失くした場合の処置の実演。

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こちらは自動改札機の制御端末の実演。テプラによると印旛日本医大駅は平日朝ラッシュのみ普段と異なる制御方法になるみたいです。

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監視カメラと放送装置。ちょうど案内説明があったタイミングで矢切終が発車していきました。


駅事務室見学が終わり、再び駅ホームへ。今度は上野方の先端へと向かいます。
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入線してきたのは3150形。成田スカイアクセス線用の車両ながら北総線の普通列車として走る珍しい運用です。2205Kとして23:57に到着後、降車確認を済ませて一旦閉扉。ドアコックを用いて再開扉を行い我々が乗車、2404Kとして24:02に印西牧の原に向けて発車。

アクセス特急とスカイライナーは京成の乗務員が担当するので、この車両を北総の乗務員さんが担当するのは珍しい、とのお話を頂きました。北総の乗務員さんはAE形運転できるんですかね?

列車はほどなくして印西牧の原駅2番線に到着。ここからはこの3150形の電源を落とす作業を見学させて頂きました。まずは手歯止めを台車に装着、マスコンにその旨が書かれた札を掛け誤作動を防止します。成田空港方の先頭車まで歩き、スイッチを操作してパンタグラフを下げます。その後無線と交信を行って完全に電源を落とす形になります。

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その途中では室内の非常灯点灯の実演も行って頂きました。パンタグラフを持ちあげる為に必要なバッテリーの電源から供給を受け、最大30分程非常灯として点灯することが可能なようです。

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完全に電源が落とされた2編成。駅留置ってなんかいいですね笑

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と、そんな車両を夢中になって撮影していたら参加者の皆さんが1箇所に集まって何かを撮られていました。近づいてみると乗務員さんの行路!!既に沢山の人に囲まれていたのでちゃんと写真が撮れなかった(´;ω;`)

この日は改正初日、乗務員さんの行路も新しくなっています。改正直後は変更点に慣れておらず、トラブルが起こりがちとのこと。列車番号や行先、待避関係など確かに前ダイヤに慣れていると間違いを起こしやすいですよね。「まさかそんな日にイベントを行うなんて!」と仰られていましたが本当にその通りだと思います笑

冒頭で述べた通りこのイベントの募集開始は10月17日。各社局一斉のダイヤ改正プレスは10月22日発表だったので僕は「うーん11月23日にイベントをやるってことは改正はこの日じゃなさそうやな」なんてことを思ってましたが実際は…笑

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一旦トイレ休憩後、最終列車の発車を見学。ダイヤ乱れてなくて本当に良かったです。

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その後は改札の電源を落とす様子を見せて頂きました。ご厚意で一旦再起動後に再び電源を落とすシーンを。既に静かだったコンコースは改札の電源を落とすことで更に静かになり驚きでした。

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さぁそして改札内からシャッターが下りるシーンを見せて頂きました。シャッターの下にはセンサーが付いており、何か障害物があったら自動で止まるから挟まれないよ★安心してね★とのことでした。まぁ基本挟まれることは無いと思いますが…。

イベント実施日は土曜日だった為普段より人が少なめ、酔っ払いも少ないみたいです。おかげで普段より幾分早く作業が…とは仰っていましたが我々の為に少なからず説明を挟みながらやっていただいたわけで、本当に北総社員一丸となって今回のイベントを盛り上げて頂いたことに感謝しかありません。

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シャッターが降り、完全に終電も終わって世界が変わりました。ここからいよいよメインイベント、線路を歩きます!!!

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今回のツアーでは「懐中電灯」「軍手」が持参必須になっており、僕等も一応持って行きましたが正直「いうほど必要か…?」と舐めてました。持って行かなかったら詰んでましたね。

その2つは持参したうえで反射チョッキとヘルメットが配られました。反射チョッキは参加者へのお土産、ヘルメットは流石に最後回収という形に。笑

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駅先端から線路へと降りました。結構低いですねぇ。

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しばらく歩き最初のポイントである分岐器操作実演。まずは信号所から自動で操作を何回か行って頂いたあと、手動での操作もお見せいただきました。
これ職員の方が投光器を複数お持ちになって照らして頂いているのでかなり明るく感じますが、実際はとんでもない暗闇でした。

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f/2.8、SS1/30秒、ISO-5000という設定でも先の方はこの暗さ。先頭、中盤、最後尾の方がそれぞれ投光器で前を照らしつつ歩いて下さいましたが、自分の足元は自分で照らす形に。元々人が歩く為の道として整備されたわけでは無い線路を歩くので標識等の障害物も多く、一応その都度「障害物があります!」と警告はして頂きましたが、それでも自分で照らす安心感は大きかったです。

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32‰の勾配を上りしばらく歩くと入替信号機。1~4番線までどこでも行ける万能さん。

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さてそしてここが北総線最高地点、標高が凡そ30数メートルとのこと。結構景色が綺麗…って言いたかったんですが柵が高くて(そら線路に立ってたらな)あんまり良く見えませんでした…。

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北総線最高地点付近から車両基地方を。空が本当にきれいでした。(編集マシマシにつきあんまりわかり辛くてごめんなさい)

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いよいよ車両基地内へ。まずは電源を落とした状態で3編成がお出迎え。左から
9100形 9108編成
7300形 7308編成
7500形 7503編成
の3編成。

普段ですと他社局の車両が入り混じって留置されているとのことですが、今回特別に北総車だけを3編成並べて頂いたそうです。さてここで導入の邪念を。

ー個人的には「印旛車両基地って都営車留置あるよね??見たいよね??」という邪念(?)で行くか迷ってる状態でした。ー

ま、残念ながら当初の目的は果たせなかったっちゃ果たせなかったんですけど、そんなことどうでもいいくらい本当に楽しかったです。笑

そしてこの真っ暗な状態で一度撮影を行い、そこから検車の方にパン上げ、電源を付けて頂きました。

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9100形 9108編成 29N 普通 羽田空港
7300形 7308編成 35N 普通 印旛日本医大
7500形 7503編成 31N 普通 新鎌ヶ谷
それぞれシンプルな北総線内での表示。翌日の運用に備えた表示になっていたようでした。

束の間の撮影会も終了し、ヘルメットの返却とともにお土産まで頂いてバスへと移動。

乗車したのは、ちばレインボーバス船尾車庫所属の250号車。ちばレインボーバスの車両には恐らく初乗車だったと思いますが、来年統合されて名称が消滅してしまうのでこれが最初で最後かなぁ…。

最後に総評を頂きましたが、どうやら軌道工事などと同じで全ての行程を4時までに終わらせる必要があり、かなり駆け足になってしまったとのことでした。とはいえどの企画もとても楽しく、また機会があれば参加させて頂きたいなぁ!と心から思いました。

担当して頂いた営業課の方は昭和の頃から北総に務めておられるベテランの方で、
11月23日(土):大場駅にて「いずはこねふれあいフェスタ2024」の物販
11月23日(土)~11月24日(日):ナイトウォーク
11月24日(日):新鎌ヶ谷駅にて「新鎌ヶ谷駅 3線乗換駅25周年イベント」の物販

とかなりハードスケジュールだと仰られていました。お忙しい中本当に楽しい思い出をありがとうございました。

最後に少しだけ甘えさせて頂いて印西牧の原駅までバスで移動。4:15には印西牧の原駅に到着、コンビニで朝ご飯を購入してのんびり食べていたら始発時刻の20分前、4:40過ぎには改札が開きました。
ホームで待ち構えていたのは数時間前に殺車シーンを見せて頂いた3150形。貴重な北総線内普通列車のアクセス車運用です。更にこの列車、京成高砂から種別を「特急」に変更して運転。自動放送がしっかりその旨に対応していて驚きました。

北総線新柴又までの各駅の上り初電ですがそこまで混雑しているという様子でもなく、泉岳寺までは立ち客がありつつ車内には余裕がある状態。しかし品川からはかなり多くの乗車がありました。
とはいえ日曜だからまだマシかなーって感じで、これが土曜だともう少し混雑は酷そうです。

この列車の素晴らしい点は京急蒲田で先行の普通車に接続すること。この普通車は神奈川までの全駅と戸部~弘明寺、屏風浦~能見台まで先着します。
更に普通車は神奈川新町で特急に抜かれると、そのまま堀ノ内まで逃げ切る俊足便。朝の都心方面からの帰りにピッタリですね。

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最後に頂いたお土産の紹介を。

①京成グループ4社 コラボハンドタオル」より関東鉄道キハ5020形。
2024年10月5日(土)から販売されているコラボハンドタオルです。(1枚500円)

②北総鉄道 瓦せんべい
詳細は不明です…「安全報告書2024」のQRコードがあることからそれに関連した何かかなぁ、と言った感じです。「わくい煎餅」という鎌ヶ谷市の瓦せんべいのようです。「鎌ヶ谷市ふるさと産品」に認定され、イベントの景品やおみやげとして好評ということです。(恐らく非売品)

③「北総鉄道周年記念サイダー」より千葉ニュータウン中央駅開業40周年記念ラベル
2024年3月20日(水・祝)から販売されている北総1期線開業45周年と千葉ニュータウン中央駅開業40周年を記念したトーキョーサイダーです。同行者は北総1期線開業45周年記念ラベルだったようで、まさかの異なるデザイン、と。(1本350円)

④「第2弾 北総グルメラリー」の景品オリジナルプレート
2024年3月25日(月)~5月26日(日)に北総線沿線のレストランやカフェで実施されたスタンプラリーの景品。対象店舗のうち3ヶ所でスタンプを集めることで、先着500名様にこのオリジナルプレートがプレゼントされたようです。参加者が500人に上らなかったのか、予備品があったのか…。(非売品)

⑤「北総鉄道 ステンレスボトル」よりブラックカラー
2024年9月1日(日)から販売されている5色展開の北総鉄道ステンレスボトルです。色はネイビー、レッド、カーキ、ブラック、ホワイトの5つで、私の手元にやってきたのはブラックでした。同行者はレッドだったようです。(1個1200円)

更に東横インからの差し入れで野菜ジュースを頂いたほか反射チョッキも頂いており、「こんなにいいんですか!?」と歓喜の声。

参加費は15000円で、最初は「ちょっとお高めなのかなどうだろ」と思っていましたが、今回のイベントに携わって頂いた方の人数と時間帯を考えたら全然そんなとんでもない、と。
何度も言いますが本当に楽しかったです。この僕がこんな速攻で記事書くんですから。笑

「四直の直通先だしある程度は知ってるよん」なんて軽い気持ちでお邪魔しましたが、もうちょっと色々下調べしてから行けば良かったなぁー、と少し後悔もしています。また北総を始め各社でイベントがあった際にはお邪魔させて頂きたいな、と改めて感じました。

鉄道コム

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と、いうことで今回はこの辺で。
いじょう!!!